お前を笑顔にしたいだけ





ーーーただ、温かった。



このままでいたいと思ったけど、突然白に包まれるようにして私はゆっくり目を開けた。



「……ん…?」



目を開けると目の前は暗くて。
背中には手がまわされている感覚が。



それから頭を優しく、ゆっくり撫でられていて……



「起きたのか?」



村田の声を聞いて、全部思い出した。
抱きしめられた後、ずっと寝てたんだ私!



しかも今の状況も結構やばい。
さらにもう一つ、重大なことを思い出した。



「そうだ、授業…!!」



慌てて村田から離れ、起き上がる。



そんな私を不満そうに見つめながら村田も起き上がった。