お前を笑顔にしたいだけ





「うわぁ……すごい綺麗」



そしたら綺麗な青空が視界いっぱいに広がった。



「村田って意外と綺麗な景色とか知ってるんだね」



「うるせぇ」



景色とか、この前言ってた落ち着く場所とか、村田が言うとなんだか似合わない。



思ってること超失礼だけど。



だいぶ気温が上がってきているから、ぽかぽかしていて暖かい。



「なぁ」



ぼーっと空を見上げていると、村田に話しかけられた。



「何?」
「もっとこっち寄ってみ」



「え?」



これ以上村田に近づくの?
今でも人ひとり分ぐらいしかあいてないのに。