お前を笑顔にしたいだけ





結局眠られずに朝がやってきた。



重くだるい身体を起こし、カーテンを開けてみれば珍しく晴れていて。



今は六月の梅雨時で、最近はずっと不安定な天気だったのに。



今日は晴天と言っていいほどの空で。



また泣きたくなる。



こんなにも苦しく重い心の時でも、晴れ晴れとした天気はやってくる。



私のことなんかお構いなし。



当たり前なのに、そんなことでさえも重く捉えてしまう、不安定な心。



こんな時でさえも時間は過ぎていく。



重い身体を無理矢理動かして、カーテンを閉め、私は学校へ行く準備をした。