「えっ?」 その私の行動にびっくりしたのか慌てて私の方を見る。 「あの、大丈夫?」 「それはオレのセリフ。 教室にくらい1人で戻れるんじゃなかったのか??」 ちょっと機嫌悪そうに羽沙弥が答える。 「あれはありすのせいじゃないもん…」 下を向いて訴えると羽沙弥が私の頭にポンって手を乗せて 「ハイハイ、そーだな」 って軽く、だけど優しく言う。