☆lavit☆


「羽沙弥?」



「担任呼んでるぜ?」




くいっと親指で廊下を指す。




「えっ?!

じゃぁありす行くねっ

また帰りねっっ!」




先に音子のクラスを出て行った羽沙弥を追いかける。




「羽沙弥っ

先生どこ――…」


「ウソ」



「へ?」




どこか聞こうとしたのにウソって言われて思考が停止する。