え?え?と、飛ぶ?!飛ぶと言いました?!




「さ、行きましょう。手を繋いでください。話は後です」




ギュッ




「大丈夫ですよ、海さま。私も最初は驚きましたし。まぁ、手を離さない限り落ちないですから。ぼーっとしないでくださいね」





『ビュン!...ビュンビュン!』




わお!なんかこれ、どんどん加速してるよ!?大丈夫なの?




「大丈夫ですか?海さま。」




「あ、うん。大丈夫です。けど、あの、こんだけ加速してるのに飛んでる気がしないんですけど」




「あー、それはですね、海さまの身体に負担をかけないようにしてるんですよ」





「へぇー...そんなことも出来るんですか…...」




「あのー、このままだと少し遅れてしまうのでとばしますね。」




ビュンビュンビュン!




「え?え、うわぁぁぁぁぁあ!」