『私ですか?わたしは今の、第2の神様です。』
第2の神様......。
『少し話をしましょうか。......実を言うとですね、私は神様の願いを叶えられませんでした。
私は、と言うより、私達は、ですね。』
えっ!じゃあ、叶えられなかった人達は、どうなったんですか?
『その者達は次の人を探し、役目を終えたら記憶を消して時間を巻き戻し、元の生活に戻るのです。』
じゃあ、あなたも......?
『はい。元は人間でした。』
......。
『私が見つけたのが、海さんなのです。ですから、あなたにお願いを申し出ているのです。』
でも、私は一体どうすれば、いいんですか?
『はい。あなたには、高校に通ってもらいます』
いや、でも、今も高校通ってますよ?
『その高校は辞めてもらい、転校していただきます。』
今は高校もつまんなくなってきた3月中旬ですしいい時期ですけど...どこの高校に?
『それは、行ってからのお楽しみです!(ニコッ
さ、早く起きないと間に合いませんよ。私も行くので、また会いましょう。』
え?
『では。......あ。あと、起きたら電車の中で目を覚ますので、電車は終点まで乗っていて下さい。途中で降りてはダメですよ?』
_____ガタンッゴトンッ、ガタンッゴトンッ_____
海は、目を覚ました。海がいるのは電車のようだ。
「え?」

