授業が終わって、私は寝ていた。




「怒られたのか?」




聞き覚えのある声がすると思って、

伏せてた顔をあげたら

春花の前の席の椅子にまたがって、

春花と話している夏向がいた。




やっぱり、お似合いだと思ってしまう。




「あの天才な春花も怒られたりするんだな〜」




夏向が悪い顔をして言った。




「怒られてないよ」




春花は夏向にそう言った。