「「…………あ」」

ぱさり、とノートが落ちた。
そのノートは紛れもなく私のノートだった。……まぁ、そのノートが普通の授業用のノートなら良かったんですけどね。そうじゃないんだよなぁ、このノート。

「……なに、これ」

Oh my God、としか言いようがない。なんだむしろオ〇マイゴット〇ァーザー降臨とでも言えばいいのかコノヤロー。そんなもんでこの私の怒りが治まるとでも思うなよ。この世に運命の神様なんてやつがいるなら盛大に呪い倒してやる。G〇〇gleで調べて出てきた呪い全部やってやる。ハゲになる呪いとかあったらいいな。
まぁ誰に見られてもヤバいノートなんだけどさ。なんでよりによってこいつなんだろうねほんと。殴りたい。非常に。

「……気にしないで頂けると、非常に助かるんだけど」
「いや……気にしない方が無理」

で!す!よ!ね!そりゃあ私だって初見でそれ見たらドン引くし関わりたくないし、死ぬまで覚えてるだろーよ、いや忘れるかもだけど!

「……ていうか、なんであんたがここにいるのさ?」
「なに、居ちゃ悪いの?」
「悪いっつーか。部員…会員でもないのに。なんで?」
「んー……。」

黙る相手。くっ、考える 姿も様になるとかほんと殴りたい。この手であの世に送りたいくらい憎たらしい。