「私もごめんなさい。体育祭のあの日、佐多君が女の子連れてるの見て勝手に嫉妬して佐多君を傷つけた」








私も正直な事を言い謝る。










「っ...なんだよそれ」






佐多君が急に顔を歪める。








「え、どうしたの?」







慌てて聞く。






「体育祭の紙に書かれてたの「幼なじみ」だから」






そう言う彼。







私が「好きな人」、「可愛い人」かと勝手に勘違いしてたんだ。







今まで悩んでたのなんだったの。







「でも今こうして思い通じたのすげぇ嬉しい。今さらなんだけど。俺は美里が好きだ、付き合って下さい」






改めて言われる言葉に嬉しくなる。






「うん!」







あ、ていうか今。








美里って。






後で気付き照れてしまう。