「っ...」





佐多君が声をかけたのは髪を綺麗に巻いてナチュラルメイクで誰が見ても可愛い女の子。







またさっきの心の痛みが襲う。







そうだよ、当たり前だよ。







可愛い子が良いに決まってる。









美男美女じゃん。






そう思うのに心は痛むのはなんで?








私は泣きそうになるのをグッとこらえ、屋上へと向かった。







あんな所を見たら余計に泣いてしまいそうだ。