急なことに驚く私





「やだ!なに!?」





私は離れようと両手で精一杯押す。






だけど抱き締められる力が強くて離れられない。





「お前、女子から虐められてるんだろ?なんで俺に言わねぇの?」





なんでその事知ってるの。






「そ、そんなことされてないから!ほっといて!」






優しくしないで。







「じゃあ頬見せろよ」






そう言って私の顎を掴み、上に向けられる。





「やめて!」






下を向いて抵抗したものの、上げられてしまったからには黙るしかない。






「赤くなってる。俺のせいでごめん」







私の頬を優しく撫でる