何が……どうなってるの。
飛鳥井さんと顔を合わせたことのある母も、相手側に並んで座る端正な造作の男性ふたりを、きょとんとした目で見比べている。
けれど、彼側の両親も、飛鳥井さんを私に紹介した張本人である伯父も、この場に違和感なんてないように涼しい顔で儀式に臨んでいた。
月岡さんがそれぞれの結納品を納める役割を行い受書の受け渡しが行われる。祝いの酒が注がれ、伯父が乾杯の挨拶をし……やがてわけがわからないまま私は金屏風の前に座らされた。
結納品を前に、鷹野社長とふたり並んで写真を撮られる。そこに伯父が交じって一枚、そのあと両家の家族も交えて記念撮影が行われた。
いったい、これは――。
頭の中はずっと真っ白だった。
それからしばらくすると、私の脳はとうとう考えることを放棄し、私の体は自分を支えることをあきらめ、そして私はその場に崩れ落ちた。

