私も素直な気持ちで彼らに微笑み返すことができた。
この一週間、私はさんざん涙を流した。
チェストからジュエリーボックスを引っ張り出し、ベルベットのクッションに眠る二十五粒の真珠を見つめて、たくさんのことを思い出した。
それから自分の中に溜まっている滓をすべて出し尽くしてしまうために、泣いて泣いて、もう一滴だって出ないというくらいまで泣いて。
そうしてある日、朝目が覚めると、驚くほど気持ちが軽くなっていたのだ。
もやがかかっていた頭が、今日の空のように真っ青に透き通って、すべてを冷静に受け止められるようになっていた。
十年間の恋を、忘れたわけではない。
それでも、前に進む気になれたのは、私には与えられた役割があったから。

