鷹野社長の攻め手がいきなり激しくなって、まずいことを言ってしまったかも、と少しだけ後悔した。
こんなふうに強引に攻めてこられたら、私はこれ以上耐えられるだろうか。
考えながらどんどんソファの隅に寄っていく私に、彼は「はあ」と息をついた。
「悪かったって」
そういうと、大きな手を伸ばして、やさしく、私の頭をぽんと叩く。
「ちゃんと抵抗できるくらいの力加減にするから」
そう言って優しく微笑む顔が今度はやたらとかわいく見えて、私はやっぱり胸を高鳴らせてしまうのだった。
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