「期限があるのだから、私と関係を深めたってそれこそ時間の無駄でしょう? それとも、期限があるからこその、軽い気持ちですか?」
責めるような口調になってしまい、悟られないように唇を噛んだ。自分で言っていて胸が痛むなんて、私はいったいどうしたのだろう。
私の戸惑いを見透かしたように、くすりと笑う声が聞こえる。顔を上げると、鷹野社長は心なし挑むように私を見た。
「俺はいつだって真剣だよ。真珠こそ、本当の恋を知らないまま、よく知りもしない相手と結婚してもいいのか?」
「……仕方のないことですから」
目線を下げる私に、社長はふんと鼻を鳴らす。
「そうやって、あきらめてるところが気に入らない」
「え……」

