「なあ、メシを食いにいかないか」 「え……?」 思わず立ち止まると、社長はぼんやりとした目で私を見下ろしていた。今にも倒れるんじゃないかと思うほど疲労のにじんだ顔に、弱々しい笑みをのせる。 「気晴らしに付き合ってくれないか」 いつもの鋭さはないのに、訴えかけるように見つめられて、私はやっぱり動けなかった。