政略結婚!?箱入り令嬢は俺様社長に愛でられています


「なあ、メシを食いにいかないか」

「え……?」

 思わず立ち止まると、社長はぼんやりとした目で私を見下ろしていた。今にも倒れるんじゃないかと思うほど疲労のにじんだ顔に、弱々しい笑みをのせる。

「気晴らしに付き合ってくれないか」

 いつもの鋭さはないのに、訴えかけるように見つめられて、私はやっぱり動けなかった。