「……っ！」

彼女は、とても美人だった。

目がパッチリしていて、愛嬌があり、愛おしく感じてしまった。

「……？」

ジッと見つめてしまい、彼女は不思議そうに首を傾げた。

「あ、す、すいません……」

彼女は優しく微笑んだ。

そして、歩き出した。

俺もそのあとを追う。

やっぱり、悪くなってるのかな、俺の耳……

バレないように、しなきゃいけないな……