「ごめんなさい、もう1回言ってもらえますか?」

「……っ!」

やっぱり、そんな反応するんだ……

すると、口を俺の耳に寄せて言ってくれた。

「危ないじゃないですか!」

あ、そう言ってたのか……

「ご、ごめんなさい……」

「怪我してませんか!?」

「大丈夫です」

「よかったです!同じ高校なんですね!一緒に行きませんか!?」

「はい」

風が吹いて、彼女の顔が見えた。