“なによいきなり”

「フハハ!照れ屋だな、楓花は」

楓花は俯いた。

「楓花、海行こ」

「……?」

「楓花に見せたい景色があるんだ!ほら早く!」

俺達は走り出した。

向かう場所は、人気の少ないところ。

俺のお気に入りの場所。

「はあっ……着いた」

「……!」

着いた場所は、夕焼けが綺麗に見える。

いつもここにいたんだ。