病院に着き、検査をした。

結果は、心労だった。

『ご……ね……め……か……て……』

途切れ途切れに聴こえる母さんの声。

“ごめんね、迷惑かけて……”

母さんは、それを言っていたのだろう。

俺は……

俺はっ……

なにもすることが出来ないっ……

俺は、それだけを悔やんだ。

だけど、悔やんでも変わらない。

だから、俺は1歩踏み出すことにしたんだ。

今までは不登校気味だった学校。

高校を受験する、そう決めた。

迷惑かけるかもしれないけど、俺はこうゆうことしか出来ない。

だから、頑張るんだ……!