絶対に無理だと思った

あえばキスばっかりで

馨の気持ちがわからなかった


自分の気持ちを否定して


いつしか気付いていない振りをしていた


寂しいときもあった


辛い時もあった


キスをされるたびに


どうしてもこの人に思われたい


という欲望が大きくなった

「か…かお…るー…」


馨に強く抱きついた


「ぶっさいくな顔だな」


「うるさい!」


もう何があっても大丈夫だよね?
私は一番欲しい言葉をもらったから…




”ラケナリア・オーレア”




花言葉は”持続する愛”



耳元で囁かれたのは



「アイシテル」


その一言…