「最初は最低最悪だと思った
いきなりキスしてきた馨が大嫌いだった

でも…こうゆう優しさとかなんていうか…好きになった!!

本当の馨と向き合ってみたいと思った!」



いまだ返答はなし
沈黙が流れ最初に口を開いたのは…


馨だった


「最低最悪余計だと思うけど…?」


怒りに満ちた馨の顔



って!
私告白したんだけど
それについてはコメントなし!!??



嘘でしょ…





ジリジリと私に近づいてくる馨

私は少しずつ後ずさりをする

でも結局捕まってしまうのが落ちですね…


「もう一回言ってみろ!」


「いや…あの〜」


怖いよ!
鋭い目つき
それでサラサラした髪


あぁ…私この人のこと好きなんだ

改めて思った自分の気持ち


「お仕置きだ…」


「…へっ!!??」


馨の顔が近づいてきて
私は怖くて目をギュット閉じる


馨は私の耳元でボソッと囁いた


嬉しくて嬉しくて

涙が零れた