「さくら〜!!」
「桃花!どうだった?ってか顔真っ赤だし」
「私…どうしよう!!」
「はぁ？」
事情を話して納得してくれた桜は
私に一言こういった
"それって桃花…馨くんのこと好きなんじゃない?"
私は一人…悩んでいた
あっありえない、ありえない
だってあんな奴ありえないし
……ありえないし
でも…口が感触を覚えてる
「気持ちよかったな…」
自分でいっときながら自分で照れているバカな私
「そうかぁ!!」
「ん…??」
上を見ると今一番会いたくないやつ馨がいた
「お前…まじで可愛いな」
「うっうるさい!!!あんたのせいで私は…」
私は…??
私はどうしたいの？
馨の事が好きなわけじゃない
でもキスされて抵抗できなかった自分がいる
私は…どうしたいんだろう??
考えてると頬が熱くなるのが分かった
「あんたのせいで…なに??」
そういって見つめられて
目が離せない
「うっ…さい」
恥ずかしい
でも唇は馨の感触を覚えてる
「桃花??」
いつの間にか馨は私の目の前に来ていた
