――――――…



「へっっ???今…いまなんていいました!!??」


「泊まっててちょうだい?」


「えっーーーーーー!!!」



頭の中はパニック一色です!

だって…
それは二人きりを意味するでしょ!!??


無理です!
絶対むりです!!!


「すいません…泊まるのはちょっ!!!」


突然馨に口を手でふさがれた


「俺はいいよ!桃花もいいだってさ…
なぁ?も・も・か??」


こわっ!
これは絶対ことわるんじゃねーみたいな目だ…

ことわると後が怖いので…

私は首を上下させる


「あら〜!よかった!じゃあバカ息子をよろしくね?じゃあお母さんもう出るから戸締りだけはきちんとするのよ〜。あっ桃花ちゃん!」


そういって愛梨さんは私を手で招き寄せて小声でボソッと呟いた


「がんばってね!」


その言葉を残してリビングを後にした


がんばってって…なにをですかぁーーー!


「母さんなんだって?」


「べっべつに!!なっなんでもないよ!」


「ふ〜ん…なぁ…楽しい夜になりそうだな??」