涙がいっせいに溢れ出た
会いたかった
やっぱり…
君は私のヒーローだよ?
「か…かおる」
そこには額から汗をたらしている馨がいた
「どけよ…恋華!桃花から離れろ!!」
嬉しいよ
馨が帰ってきたような気がした
記憶を失う前の馨が…帰ってきたような気がした
記憶を失っても馨は馨だけど…やっぱりちょっと寂しいから今はとっても嬉しいよ
「お前にその言葉がいえんのか!!??一番大事な記憶失ってもコイツの事スキだっていえんのかよ!」
「――…好きだよ
俺は桃花がすきなんだよ!記憶を失っても俺の心はかわんねーんだよ」
恋華は強く強く唇をかんだ
ねぇ…
なんでそんな憎らしい目で馨を見るの?
双子なんだよ?
なんでそんなに…
怖い目ができるの?
「ねぇ…恋華。
あんたほかに好きな人いるんじゃないの?
それを馨に取られてあんたそんなになっちゃったんじゃないの?
怖いよ…
なんで自分の分身のような人にそんな怖い目ができるの?」


