とにかく、まずはバイトをしてみたい。





早速家に帰り、バイト情報誌とにらめっこ。




パラパラとめくっていた時、あるページで手が止まった。





それは、本屋さんのバイトだった。




『優しい先輩が丁寧に教えてくれます!私たちと一緒に働きませんか?』という文字とともに、バイトの人達であろう集合写真が載っていた。




その中の一人に…




こんな小さな写真なのに、胸がきゅんとした。





こんな小さな写真の中の人に…一目惚れしてしまった。





どことなく、健斗さんに似ている爽やか系の男性。




バイトの応募、こんな不純な動機でいいのかな。




だけど…




みんなと同じように、素敵な彼氏作って、最高なキャンパスライフを満喫したいの。




「……よーしっ!!」





意を決して、その本屋さんに電話をかけた。