給湯室に入り、背後から目の前の細い体を抱きしめた。 「つーかまーえたっ。」 「………もう…」 その白い肌に、首筋に、そしてピンク色の唇にキスをする。 「ん…ダメ、会社ではこんなこと……」 「そんなこと言って…本当は待ってたんだろ…?」 俺、北原健斗。 同じオフィスで働く部下に、恋をしてしまった。 彼女の名前は、岬由奈。 誰にも言えない、内緒の恋。