片想いって、楽しいけど切ない。



(ふう、2年生の教室の階まで来ちゃった)

ひとつしか歳は変わらないのに、
先輩達はみんな、少し大人っぽく見える。

知らない学校みたいで少し緊張する。

「えっと、先輩は...」


周りを見渡しても、それらしき人はいない。

とりあえずうろちょろ歩いて見るが、先輩達の視線が、全部私に向いているように感じて、少し恥ずかしい。



すると、遠くの方から
あの関西弁が聴こえてきた。


「...!」


先輩だ。

私は名前を聞こうと走り出した。



タッタッタッタ...



「あのっ!先輩!」

「ほ?」


先輩は私の顔を見ると、一緒にいた友達に
「悪いけど先言っといて〜」と言った。



「おーおーあのときの子やん、そない息切らしてどしたんやー?」

「はじめまして、私っ、その、えっと、