5限が終わってすぐ江美がでかい声で駆け寄ってきた。 「ヒロ!朱莉から連絡きてた。やっぱり急用だってさ。」 安心してる江美。 だけど、俺には連絡がない。 「そっか。俺、トイレ行って来る。」 廊下に出て携帯を取り出した。 朱莉に電話をかけたけどすぐに留守電に繋がる。 「なんでだよ...。」