「乾杯〜!今日もお疲れ〜!」
「ふつうに居酒屋なのに出会いあるの?笑」
「まずはここで美嘉の話を聞こうと思って。」
「ほんとに出会い求めてるだけじゃなかったんだね笑」
「そんな酷い友達だと思った?笑」
莉奈はサバサバして、絡みにくいって思われがちだけど、いつだって優しかった。怒ってくれることもあったけど、その裏側に優しさが溢れてる人だった。
「でさ、なんで別れようって言ったの?もう戻る気はないの?」
「なんでって言われると....。ほんとに好きで付き合ったのかわかんなくなっちゃった。」
「え!?いまさら?4年も付き合ってその疑問今出てくる?」
「だってさ、よくよく考えたら告白したの私だし、全然LINE返ってこないし。高校の時はさ、いやでも毎日会ってたから、LINEなんてほぼしてなかったけど。でもやっぱ卒業すると会えないから寂しくなるじゃん?」