こんばんは!Kです!

今回は 俺一人で釣りに言った時の話。

MやТを誘ったが 用事があるとの事で断られた。

地元の池の駐車場に 車を停めて 池に下りてみると 水面は良いくらいに波がない。

K「最初は トップで探ってみるか」

俺は ロッドを振り ルアーを投げる。

そして ロッドを細かくちょんちょんと動かすと ルアーはブラックバスが餌だと思う動きをして泳ぐ。

水面に波を立て 泳ぎ 少し強めにちょんと動かして ルアーが潜って顔を出した瞬間 カボン!っとバスが飛び出して ルアーを捕食した。

K「よし!」

俺は一呼吸置いて強めに合わせた。

K「よし!なかなか 良い引きだ!」

バスと駆け引きを楽しみながら 寄せる。

なかなかデカい バスでテンションが上がったんだ。

K「おお!もしや 自己記録更新かも!」

と バスを陸に上げてスケールで測ると 自己記録更新できた。

それから 暫くトップを楽しんで時間を過ごした。

昼頃から トップに対する反応がぴったりと止まった。

K「もうダメかぁ? んじゃ 今度は底を探ってみるか」

と トップを外して 今度は ディープクランクっていう ルアーに付け替えた。

早速 投げて 底を探ると何かに引っかかった様だ。

K「なんだよ・・・根がかりかぁ」

ロッドをちょんちょん やってルアーを外そうとすると 引っ張る度に フワッと上がる感じがした。

K「ん?根がかりじゃない?」

グーッと引っ張ると 底から何か上がる感じがする。

グーッグーッっと上げると何か見えたんだ。

K「なんだ?」

リールを巻きながらグーッと上げると その姿が見えたんだ。

K「鞄?なんだ?これは 学生鞄ぽいな」

その鞄を陸に上げると タニシやら 水中の虫達くっついていた。

K「なんでこんな物が?」

俺は何を思ったか 鞄を開けてみたんだ。

開けなければ良かったのに 開けてしまった。

中には ぐじゅぐじゅになった封筒が入っていたんだ。

K「封筒?え? なんか書いてある」

その封筒を見てると 文字が滲んでよく分からないが 何とか読み取れたんだ。

K「遺・・・書・・・?遺書?!」

俺はビックリして その封筒を見つめる。

K「これがあるって事は・・・この池の中に?」

俺は怖くなって 釣り道具を片付け 逃げるように車に戻り池から離れたんだ。

それから その日の夜 俺が寝ようとした時に 金縛りにあったんだ。

K「うう・・・ 金縛りか・・・身体動かない」

目だけを動かして 横を見ると そこには びしょびしょに濡れた 男子学生が宙に浮いてたんだ。

その男子学生の姿は ブクブクに膨れ上がって 目は白濁していて 口からは よく分からない虫が這い出していたんだ。

K「うわぁ・・・」

口から ボトボトと虫が落ちるそして 床で蠢くんだ。

死臭が部屋中に充満し始めた。

K「うっ!!」

猛烈な臭いに 俺は気を失いそうになったんだ。

その男子学生が口を動かす度に ボトボトと虫が落ちるんだ。

俺の頭の中に 声が響いてくるんだ。

「憎い・・・憎い・・・俺を虐めた奴が・・・憎い」

と頭の中に響いてくるんだ。

虐めを苦にして あの池に身を投げたのか そして 恨み憎しみが強く積もったのか。

そんな風に思っていると その霊が すぅーっと俺の枕元に近づいて来たんだ。

ぶよぶよになった 手で俺の首を絞めようと手を伸ばしてきたんだ。

K「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

俺は 余りの恐怖で 絶叫し気を失ったんだ。

次 目を覚ました時には 朝になっており 夢に出てきたのかと思い 周りを見渡すと フローリングのある1点 水溜まりが出来てたんだ。

K「夢じゃなかったのか・・・」

その水溜りをそのままには出来ないから 掃除したんだ。

近くに行くと ぷーんと イカを冷凍して熱い場所に置いといて出る あの汁の臭い分かるかな? そんな臭いがして吐きそうになりながら 掃除したんだよ。

掃除終わる頃には 臭いは無くなってたが・・・。

数日間 枕元に立たれて 寝不足気味でイライラしてた所
ある日を境に 全く出なくなったんだ。

その後 調べたところ 行方不明の男子学生が居たらしく 警察の調査で あの池が調べられ 池の底から遺体が上がったらしい。

以上です。