こんばんは Kです。
Iが友達と 温泉旅行に行った時に体験した話を聞いたので書きます。
ある まだ肌寒い時期だった Iは 仲の良い友達に温泉に行かない?と誘われたんだ。
I「ねぇ K 友達と2泊3日で温泉旅行 行ってきていい?」
K「温泉旅行? いいよ! ゆっくりしておいで?」
と俺は快くOKを出したんだ。
Iはありがとう!お土産買ってくるからね!と言い ニコニコしてるんだ。
それから2週間たって 旅行の日になり Iは出かけていったんだよ。
出かけた次の日の確か21時くらいだったか Iから連絡が来たんだ。
楽しくて 状況報告かな?って思って電話にでたんだ。
K「もしもし? I どうしたの?」
俺が思ってた楽しい話かと思えば 電話口から聞こえたのは 少し元気の無い声だった。
I「もしもし?K? もう最悪だよ・・・」
K「どうしたの?」
I「昨日泊まった旅館で 出たよ・・・・・・はぁ」
Iは ため息混じりに話すんだ。
詳しく話を聞くと 旅館に着いて 友達と夜に風呂に入りに行った時に ワイワイと年甲斐もなく脱衣場で服を脱いでると 浴場の方から 何時もの感じがしたとの事。
恐る恐る 浴場のドアを開ける。
カラカラカラ・・・
I「やっぱり・・・」
友達「どうしたの? 」
友達には見えてないのか スタスタと洗い場に向かっていくんだ。
Iは 浴場の入口から動けなくなってた。
Iには 湯船に1人の女性が入ってるのが見えたんだと。
入ってるのはおかしい事ではないんだけど 髪型が今の髪型では無いんだ。
後に調べたらあの髪型は 花魁の髪型で 勝山髷(かつやままげ)って言うんだけど そんな髪型した女性が後ろ向きに湯船の真ん中に浸かってるんだ。
身動きすることなく その位置に微動だにせず浸かってる。
生きてる人間なら 多少なりとも 動きが有るのに それには 無いのだ。
友達「何か寒くない・・・?」
I「うん 冷えるね 」
と言い Iは湯船の女性に気を向けながら 体を洗い始めた。
目の前の鏡で後ろを見てみると その女性は 少しこちらに近づいてるみたいだった。
急いで洗い 流そうとした時だった その鏡から目が離せなくなっていた。
I「うあ・・・」
鏡に映る 女性が少しこちらには振り向こうとしてる。
I「っ!身体が動かない・・・」
急に金縛りになったんだ Iのおかしい様子に友達が気づいた。
友達「えっ?なに?」
I「鏡で後ろ見てみて」
Iの言うことに 友達は素直に鏡を見た途端 固まったんだ。
友達「えっ・・・?いつ入ってきたの・・・?」
鏡越しでなら 霊感の無い友達でも見えるらしい。
I「最初から居た・・・少しづつこちらに顔を向けようとしてる・・・」
友達「出ようよ!」
友達の 少し大きめな言葉に Iの金縛りが解けて I達は脱兎のごとく 脱衣場に逃げて よく拭かずに 浴衣を羽織り 急いで 部屋に戻ったんだ。
部屋にもどり 濡れた浴衣を脱ぎ 私服に着替えた。
I「困ったわね・・・」
友達「初めて見た・・・」
友達は初めての恐怖に身体が 震えていた。
そして I達は 友達の提案で 酒を飲んで早く寝て 朝一番で旅館を出る事にしたんだ。
友達が バックから小さなシルバーの瓶?みたいなのを取り出した。
I「なにそれ?」
友達「ポケット瓶だよ 中にはウイスキー入ってるの 寝れない時とかに 飲むと寝られるのよ」
と 蓋を開けて渡してきた。
Iは クイッとウイスキーを飲むと 体中がぶわっと熱くなった。
I「うわぁ・・・強っ 」
Iはポケット瓶を友達に 返すと 友達もクイッとウイスキーを飲んだんだ。
お互いに一口づつ 飲み合い 少し酔ったところで 布団に入ったんだ。
酒が聞いてきたのか うつらうつらとし始めたんだ。
気持ちよく 微睡んでいると 部屋の引き戸が すぅーっと開くのが分かったんだ。
中居さんかな?と思ったけど こんな時間に来るはずもなく 一声かけ無いのもおかしい。
すると それは I達の周りをゆっくり回り始めたんだ。
ズリッ・・・ズリッ・・・ズリッ・ズリッ・・・
何か 衣服を引きずるみたいな擦れる音がするんだ。
ズリッ・・・ズリッ・・・ズリッ・・・
友達が 小さな声で言うんだ。
友達「ねぇ・・・何か重い衣服が擦れる様な音しない?」
薄目を開けると 花魁が着てるあの動きにくそうな和服を来た女性が ゆっくりと歩いてるんだ。
歩く度 ズリッ・・・って音がする。
I「あぁ・・・来ちゃったかぁ」
友達「お風呂にいた人ね・・・」
I達は 寝れなくなってしまい一晩中その ズリッ・・・ズリッ・・・って音を聞いてたんだ。
でもいつの間にか 落ちてたのか 起きたら朝にはなってたんだ。
友達「眠い・・・ふぁ・・・」
I「なんかごめんね・・・」
友達「大丈夫 Iのせいじゃないと思うよ」
と 身支度しながら話してると 中居さんが 朝ごはんを運んできた。
すぅーっと 戸が開き 中居さんがお盆に乗った朝ごはんを持ってきたんだ。
I達は 中居さんに昨日の事を聞いてみることにしたんだよ。
I「あの 中居さん 聞きたい事があるんですが」
ベテランの中居さんぽい人に聞いてみることにしたんだ。
ベ中居「はい?なんでしょう?」
I「この旅行って 昔に何かやってました?」
べ中居「この旅館ですか?確か 昔は 遊郭だと聞いておりますが」
I「そうなんですか」
べ中居「それがどうかされました?」
Iは昨日 浴場であった事と 部屋であった事を話したんだ。
すると 中居さん2人のカオが青くなったんだ。
I「思い当たる節がありましたか?」
するとベテラン中居がこんな話を聞かせてくれたんだ。
これは この旅館がまだ遊郭をやってる時の話。
この遊郭には 飛びっきり美人の花魁が居たらしい。
名前は 冬風(ふゆかぜ)で 容姿端麗で凛として 面倒見がよく 他の女郎達に慕われた存在だったらしい。
でも ある客を相手にしてる時 客の怒りを買ったのか 刀で 切り捨てられた。
そんな事件もあり 稼ぎ頭の花魁を亡くしたこの遊郭は どんどん衰退していって 宿屋に変えて 商売を始めたんだと。
余程の未練を残して居たのか この旅館に度々姿を見せると 中居さんが言ったんだ。
中居さん曰く 何もしないんだけど ただ この旅館を歩き回るんですよと 少し困り顔ではなしてるんだ。
I「そんな事があったんですか」
友達「冬風って人 可哀想・・・」
べ中居「では ごゆっくり 失礼します」
そう言うと 中居さん2人は 部屋から出ていった。
そして I達は朝ごはんを食べ 旅館を後にしたんだ。
その後 色んな観光地を周り 2泊目の旅館で 俺に電話をよこしたらしい。
2泊目の旅館では 何も無くゆったりすごせたと言ってたが。
そんな事があっとたIから聞かされました。
以上です。
Iが友達と 温泉旅行に行った時に体験した話を聞いたので書きます。
ある まだ肌寒い時期だった Iは 仲の良い友達に温泉に行かない?と誘われたんだ。
I「ねぇ K 友達と2泊3日で温泉旅行 行ってきていい?」
K「温泉旅行? いいよ! ゆっくりしておいで?」
と俺は快くOKを出したんだ。
Iはありがとう!お土産買ってくるからね!と言い ニコニコしてるんだ。
それから2週間たって 旅行の日になり Iは出かけていったんだよ。
出かけた次の日の確か21時くらいだったか Iから連絡が来たんだ。
楽しくて 状況報告かな?って思って電話にでたんだ。
K「もしもし? I どうしたの?」
俺が思ってた楽しい話かと思えば 電話口から聞こえたのは 少し元気の無い声だった。
I「もしもし?K? もう最悪だよ・・・」
K「どうしたの?」
I「昨日泊まった旅館で 出たよ・・・・・・はぁ」
Iは ため息混じりに話すんだ。
詳しく話を聞くと 旅館に着いて 友達と夜に風呂に入りに行った時に ワイワイと年甲斐もなく脱衣場で服を脱いでると 浴場の方から 何時もの感じがしたとの事。
恐る恐る 浴場のドアを開ける。
カラカラカラ・・・
I「やっぱり・・・」
友達「どうしたの? 」
友達には見えてないのか スタスタと洗い場に向かっていくんだ。
Iは 浴場の入口から動けなくなってた。
Iには 湯船に1人の女性が入ってるのが見えたんだと。
入ってるのはおかしい事ではないんだけど 髪型が今の髪型では無いんだ。
後に調べたらあの髪型は 花魁の髪型で 勝山髷(かつやままげ)って言うんだけど そんな髪型した女性が後ろ向きに湯船の真ん中に浸かってるんだ。
身動きすることなく その位置に微動だにせず浸かってる。
生きてる人間なら 多少なりとも 動きが有るのに それには 無いのだ。
友達「何か寒くない・・・?」
I「うん 冷えるね 」
と言い Iは湯船の女性に気を向けながら 体を洗い始めた。
目の前の鏡で後ろを見てみると その女性は 少しこちらに近づいてるみたいだった。
急いで洗い 流そうとした時だった その鏡から目が離せなくなっていた。
I「うあ・・・」
鏡に映る 女性が少しこちらには振り向こうとしてる。
I「っ!身体が動かない・・・」
急に金縛りになったんだ Iのおかしい様子に友達が気づいた。
友達「えっ?なに?」
I「鏡で後ろ見てみて」
Iの言うことに 友達は素直に鏡を見た途端 固まったんだ。
友達「えっ・・・?いつ入ってきたの・・・?」
鏡越しでなら 霊感の無い友達でも見えるらしい。
I「最初から居た・・・少しづつこちらに顔を向けようとしてる・・・」
友達「出ようよ!」
友達の 少し大きめな言葉に Iの金縛りが解けて I達は脱兎のごとく 脱衣場に逃げて よく拭かずに 浴衣を羽織り 急いで 部屋に戻ったんだ。
部屋にもどり 濡れた浴衣を脱ぎ 私服に着替えた。
I「困ったわね・・・」
友達「初めて見た・・・」
友達は初めての恐怖に身体が 震えていた。
そして I達は 友達の提案で 酒を飲んで早く寝て 朝一番で旅館を出る事にしたんだ。
友達が バックから小さなシルバーの瓶?みたいなのを取り出した。
I「なにそれ?」
友達「ポケット瓶だよ 中にはウイスキー入ってるの 寝れない時とかに 飲むと寝られるのよ」
と 蓋を開けて渡してきた。
Iは クイッとウイスキーを飲むと 体中がぶわっと熱くなった。
I「うわぁ・・・強っ 」
Iはポケット瓶を友達に 返すと 友達もクイッとウイスキーを飲んだんだ。
お互いに一口づつ 飲み合い 少し酔ったところで 布団に入ったんだ。
酒が聞いてきたのか うつらうつらとし始めたんだ。
気持ちよく 微睡んでいると 部屋の引き戸が すぅーっと開くのが分かったんだ。
中居さんかな?と思ったけど こんな時間に来るはずもなく 一声かけ無いのもおかしい。
すると それは I達の周りをゆっくり回り始めたんだ。
ズリッ・・・ズリッ・・・ズリッ・ズリッ・・・
何か 衣服を引きずるみたいな擦れる音がするんだ。
ズリッ・・・ズリッ・・・ズリッ・・・
友達が 小さな声で言うんだ。
友達「ねぇ・・・何か重い衣服が擦れる様な音しない?」
薄目を開けると 花魁が着てるあの動きにくそうな和服を来た女性が ゆっくりと歩いてるんだ。
歩く度 ズリッ・・・って音がする。
I「あぁ・・・来ちゃったかぁ」
友達「お風呂にいた人ね・・・」
I達は 寝れなくなってしまい一晩中その ズリッ・・・ズリッ・・・って音を聞いてたんだ。
でもいつの間にか 落ちてたのか 起きたら朝にはなってたんだ。
友達「眠い・・・ふぁ・・・」
I「なんかごめんね・・・」
友達「大丈夫 Iのせいじゃないと思うよ」
と 身支度しながら話してると 中居さんが 朝ごはんを運んできた。
すぅーっと 戸が開き 中居さんがお盆に乗った朝ごはんを持ってきたんだ。
I達は 中居さんに昨日の事を聞いてみることにしたんだよ。
I「あの 中居さん 聞きたい事があるんですが」
ベテランの中居さんぽい人に聞いてみることにしたんだ。
ベ中居「はい?なんでしょう?」
I「この旅行って 昔に何かやってました?」
べ中居「この旅館ですか?確か 昔は 遊郭だと聞いておりますが」
I「そうなんですか」
べ中居「それがどうかされました?」
Iは昨日 浴場であった事と 部屋であった事を話したんだ。
すると 中居さん2人のカオが青くなったんだ。
I「思い当たる節がありましたか?」
するとベテラン中居がこんな話を聞かせてくれたんだ。
これは この旅館がまだ遊郭をやってる時の話。
この遊郭には 飛びっきり美人の花魁が居たらしい。
名前は 冬風(ふゆかぜ)で 容姿端麗で凛として 面倒見がよく 他の女郎達に慕われた存在だったらしい。
でも ある客を相手にしてる時 客の怒りを買ったのか 刀で 切り捨てられた。
そんな事件もあり 稼ぎ頭の花魁を亡くしたこの遊郭は どんどん衰退していって 宿屋に変えて 商売を始めたんだと。
余程の未練を残して居たのか この旅館に度々姿を見せると 中居さんが言ったんだ。
中居さん曰く 何もしないんだけど ただ この旅館を歩き回るんですよと 少し困り顔ではなしてるんだ。
I「そんな事があったんですか」
友達「冬風って人 可哀想・・・」
べ中居「では ごゆっくり 失礼します」
そう言うと 中居さん2人は 部屋から出ていった。
そして I達は朝ごはんを食べ 旅館を後にしたんだ。
その後 色んな観光地を周り 2泊目の旅館で 俺に電話をよこしたらしい。
2泊目の旅館では 何も無くゆったりすごせたと言ってたが。
そんな事があっとたIから聞かされました。
以上です。

