Mは 昇降口のドアの鍵穴に鍵を差し込み 開けたんだ。

ガラガラとスライド式のドアが開いた。

ドアを開けると 靴を入れる 下駄箱が6つ並んでるんだ。

棚にはもう何も無く ただホコリが溜まった下駄箱が並んでるだけ。

そしてMを先頭に 歩き始めた。

案内役だ 勝手知ったるMに 案内を任せたんだ。

それでゆっくりと 周りを照らしながら歩いていくんだ。

床にはホコリやら机やらがあり 少し歩きにくい。

前を歩く Mの足跡が残るくらいホコリが積もってる。

昇降口から 少し歩くと 教室が見えてきた。

K「ここは 1年生の教室か?」

M「そうだよ 俺は 3組だったなぁ」

1組から見て周り 3組の教室の前に立つ。

Mが懐かしそうに 3組のドアを開けたんだ。

ガラガラ・・・ガラガラ・・・ ピシャ

ドアを開けた瞬間に Mは何故か ドアを即閉めた。

Mが少し震えているのがわかった。

M「何か居た・・・」

I「あー 体育館から この教室に移動したね」

K「Iもそう思う? この教室から やな感じがする」

M「黒いモヤが机に座ってたんだ・・・」

Mが言うには 黒いモヤが教室の席に座って 真正面をみてたらしい。

Iが 私が見てみると言い ドアを少し開けて覗くと 少しびっくりしたようで 直ぐにドアを閉めた。

I「K M これ以上はダメみたいだよ Mが言ってた 黒いモヤは おさげの女の子 私が覗いたら目の前に居たよ 少しビックリしたけど」

その後にIがこう付け加えてきた。

I「