こんばんは!Kです!

今回の話は 俺とIが体験した話です。

あれは確か まだ暖かい日の夜だった。

俺はIの家でまったりしてたんだけど 眠たくて 泊まっていくことにしたんだよ。

それで 夕飯を食べ 部屋でふたりの時間を満喫してる時だった。

静かな住宅地 車と言えば たまにしか通らず 静かだった。

そんな中 外から こんな音がしてきた。

ペタン・・・ズズッ・・・ペタン・・・ズズッ・・・

裸足か片足を引きずりながら歩いてるような足音だった。

俺は カーテンを開けて 道路を見てみると 家の前に全身真っ赤で 背が2メーターぐらい有り 髪の毛は無く 目はくり抜かれたようににポッカリと穴が空いてたんだ。

瞬時に 俺はカーテンを閉めると Iに伝えたんだ。

K「I 外に変なのが居る・・・」

I「やばいのが来たよ・・・」

すると 玄関のチャイムが鳴ったんだ。

ピンポーン・・・

その瞬間 ゾクッとしたんだ。

I「来ちゃった・・・」

K「まじかよ・・・」

俺の背中に冷たいものが流れ落ちる。

俺達は その場から動けずにいたんだ。

その間も チャイムがなるんだ。

ピンポーン・・・ピンポーン・・・

もう 0時回ってるのに他人の家のチャイム鳴らすなんて普通の人間じゃない 外に居るのは 絶対に あの赤い奴だ。

その後も ピンポーン・・・ピンポーン・・・とチャイムがなり続けたんだ。

Iもイライラしだし 俺も周りの迷惑かえりみない 外の奴に腹が立ってきた。

そして 俺は ゆっくりと足音を立てずに 玄関に向かったんだ。

ピンポーン・・・ピンポーン・・・

チャイムは ずっとなり続いてる。

俺は 唾を飲み込みながら ゆっくりと覗き穴を除くと 扉の向こうには やっぱり 赤いって言うか真っ赤な人の姿をした何かが居たんだ。

それを確認して 俺はゆっくりと後ずさりしながら部屋に戻る途中 ふっと何故か 玄関のトビラの上についてる 日を入れる くもりガラスから目を離せなくなってたんだ。


K「うあっ・・・」

くもりガラスに下から赤いシルエットが出てきてるんだ。

って言うことは・・・首が伸びてるのだ。

その赤いシルエットはくもりガラスにびたっとくっついたんだ。

それを見た俺は 声を上げてしまったんだ。

K「うわぁぁぁぁぁ!!!」

俺が叫ぶと 部屋で待ってたIが飛んできた。

I「K!」

Iが 俺の手を引っ張って俺を部屋の中に逃がしてくれた。

K「うわっ!」

手を引っ張られた勢いで 俺はバランスを崩して 倒れかけたが踏ん張った。

そして 部屋の端っこに2人で抱き合いながら座り 玄関を見てたんだ。

暫く 息を殺してると ドアの向こうの赤い者は諦めたのか 独特の足音で去っていったようだ。

ペタン・・・ズズッ・・・ペタン・・・ズズッ・・・

足音は遠のき 俺達は安堵して お互いの手を強く握ってたんだ。

あの赤い者は 一体何だったんだろう。

以上です。