こんばんわ!Kです!

今回は デート中に見てしまった事故から起きた出来事です。

地元の国道を走ってる時 前方でパトライトが光っているのが見えた。

2車線の道路が1車線規制されており 警官が交通整理しているが 渋滞してたんだ。

I「ねぇ K アレ事故かな?」

K「ん? ああ 事故だなぁ・・・ありゃ」

暫く待つと車が流れ始め 俺達の乗った車は事故現場の前にたどり着いたんだ。

道の端に カウルがバキバキになった大型バイクが止まってたんだ。

その近くで 救急隊員が必死に蘇生させる為に 心臓マッサージをしてる場面だった。

K「うわっ・・・結構やばい感じだ」

I 「ホントだね・・・あれ? K 救急隊員のそばに黒いモヤが立ってない?」

K「居るな って ちょっとまて あの黒いモヤ 蘇生されてる人の魂か? 」

俺と Iが事故現場を見ていると 黒いモヤがどんどん人型になってくんだ。

その瞬間 俺達の背筋がゾクッとしたんだ。

この感じ いつものか・・・。

そして頭側に居た救急隊員がどくとそのライダーの顔が見えてしまった。

救急隊員がみんな立ち上がって その後に警官がきたんだ。

多分・・・亡くなったんだな・・・。

K「やっぱり・・・」

I「これ以上見ない方がいいね・・・」

俺はうなづき 目線を前にやると まだ渋滞してたんだ。

俺は気になってしまい 横目でちらっと見ると 黒いモヤの向きがこちらを向き 俺達を見ている事に気づいた。

K「ちらっと見ちゃったんだけど ずっとこっち見てる」

I「あーあ 私達が見えるのバレちゃっみたいね・・・」

とIは溜息をつき 俺に言ったんだ。

そして 再び車が流れ始めて 事故現場を通り過ぎたんだ。

問題はここからなんだ 俺はIを家に送ってから 自宅に帰ったんだ。

K「それにしても 嫌なもの見たな・・・」

テーブルの前に座り 煙草に火をつけたんだ。

キィン・・・シュボッ!

K「ふぅー タバコが旨くないな・・・」

1口吸い 灰皿に揉み消し 寝る準備をしたんだよ。

時刻はPM11時30分 風呂に入り少し酒を入れて 布団に潜り込んだ。

布団に入って 何分たったかな? 急にゾクッとして金縛りになった。

K「うわっ!身体が動かない!?」

目を開けて 唯一動く目を横に向けると俺はビックリしたんだ。

デートの帰り道での 事故現場に立ってた 黒いモヤが俺を見下ろしていたんだよ。

「お前・・・俺を見たな・・・?」

と言い 黒いモヤはゆらゆら揺れてるんだ。

「俺は・・・あの場所で死んだんだ・・・」

そんな事言われなくても分かってると心で言う。

黒いモヤから凄い圧力って言うか嫌な気が襲いかかる。

「お前も一緒に来いよ・・・」

K「うわぁぁぁ!!」

俺が叫ぶと ふっと奴は消えて俺は恐怖からか意識が飛んだんだ。

それで次 目を覚ました時には 何も無かったかのような静まり返った部屋だった。

でも まだこれだけじゃ終わりじゃ無かったんだ。

今回の霊はしぶとく俺もピンチになったんだよ。

次の日 俺は身体が妙に重くだるかったんだ。

鏡を見ると 俺の背後に黒いモヤが映ってたんだよ。

それを見た瞬間 身体が固まったんだ。

K「マジかよ・・・」

気が重く 最悪な気分だった。

それでも仕事に行かなくてはならなくて 無理矢理に身体を動かして 準備を始めたんだ。

K「ううっ・・・だるい・・・」

そう呟きながら 車に乗り込み 車庫に向かったんだよ。

運転中 ルームミラーを見ると 俺の顔の横に居るんだよ・・・。

それを見るのが嫌で ルームミラーを上に上げたんだ。

そんでもって 車庫に着き 乗用車から トラックに乗り換えようとしたら 丁度出勤してきたТが話しかけてきた。

Т「おっす! K! んっ?体調悪いのか?顔色最悪だぞ?」

K「ああ 物凄く体調悪くてな」

Т「無理すんなよ? じゃ 先行くぞ?」

K「ああ 後で電話する」

俺は トラックに乗り込み エンジンをかけ 走り出した。

車庫を出て 目的地まで走らせるんだ。

運転するのもだるく所々で休憩しながら走ったんだよ。

K「勘弁してくれ・・・」

まだ 時間あるから 現場近くのコンビニに入り 寝台に移り 横になったんだ。

暫くしてから 急に携帯がなったんだよ。

ピリリ・・・ピリリ・・・

K「なんだよ・・・寝てるのに・・・」

携帯を持ち 液晶画面を見ると 社長からだった。

俺は通話ボタンを押してでたんだ。

K「お疲れ様です・・・何かありました?」

社長「あのさ さっき車庫の監視カメラが誤作動して 警報なったんだけどさ」

K「はい」

社長「K お前 何連れてるんだ?」

社長のその言葉に俺はビックリしたんだ。

K「何って何ですか?」

社長「お前の後ろに 黒い人影がついていってたぞ?」

カメラには映るのか 俺は社長の気のせいじゃないですかと?と言ったんだ。

社長は そうかぁと納得していない風だったが 面倒臭いから早く切りたかったんだ。

そして 俺は再び身体を横にして 寝たんだ。

朝の仕事を終えて 次に向かおうとした時 携帯がなったんだ。

ピリリ・・・ピリリ・・・

液晶画面見るとТからだ。

通話ボタンを押して出る。

Т「大丈夫か?」

K「なんとかやってるよ・・・」

Т「てか 朝 Kの後ろに何か居たように見えたぞ?」

K「ああ・・・ Тにも見えたのか・・・Тには話しておくか・・・」

Т「うっすらだけどな・・・」

俺は Тに事故と黒いモヤの事を話したんだ。

すると Тは 俺も見たのそれだと言ってきたんだ。

Т「事故現場の霊か・・・それが Kに取り憑いたのか・・・最悪だな・・・」

K「帰りにIの家に寄ってくよ・・・」

Т「それが良いな 俺そろそろ現場つくわ また電話する」

と言い Тは電話を切り 作業を始めたんだ。

俺も現場に着き 荷降ろしを始めたんだ。

それから トラブルが続き帰りが遅くなって 日も落ちて暗くなった 車庫に帰ろうとナビを打とうとした時 再び異変が起きた。

ナビが勝手にメニューを開き 施設名称を開いた。

K「え?なんで勝手にナビが?」

俺は それを戻そうと 現在地と言うボタンを押すが戻らず ゆっくりと文字が押される。

最初の文字は (の)を打たれ 次は (ろ)を打たれ 次々に (し)と(て)と(や)と(る)が打たれたんだ。

その文字を読むと 「のろしてやる」。

ある某 お笑い芸人の怖い話で聞いたことあるが俺の身にも降りかかるとは。

のろしてやるとは 陰陽道のコトバで 呪い殺してやるという意味。

K「うわぁぁ!! 何だこれ!! 」

物凄い恐怖に襲われて キーをオフにしたが ナビが消えないのだ。

K「電源オフにしてるのになぜ!!」

その時 スピーカーから こんな声が聞こえたんだ。

ナビの案内する音声がこう言ったんだ。

「オマエヲノロシテヤル」

K「うわぁぁ!!」

俺は ナビの画面を勢い余ってパンチすると画面がヒビ入り割れたんだ。

それでも スピーカーから聞こえてくるんだよ。

「ノロシテヤル!ノロシテヤル!ノロシテヤル!ノロシテヤル!」

糸が切れた人形みたいに ずっとリピートされてるんだ。

余りの怖さに 俺はトラックを路肩に停めて 携帯をつかみ外に飛び出したんだ。

少し離れた場所まで 走って距離を開ける。

K「はぁはぁはぁ・・・なんなんだよ! 俺が何をしたんだ?!」

気が狂いそうになり 俺はТに連絡する事にしたんだ。

携帯から Тの電話番号を出し Тにかけたんだ。

プル・・・プルルル・・・カチャ

Т「どうした?K?」

K「やべーよ 俺 気が狂いそうだ・・・」

Т「何があった? 今どこに居るんだ?」

K「○○市の○○の近くの通りだよ・・・」

俺は Тに詳しく現在地を教えた。

すると Тは 俺もそこ通るからまっててとの事で 電話を切ったんだ。

恐怖と緊張からか 喉と口がカラカラになってたんだ。

K「喉がカラカラだ・・・」

周りを見渡すと 自販機が有った。

俺は ポケットから 小銭を取り出し自販機でジュース