こんばんわ!Kです!

今回は Mの発案で○○県の池に言った時の話です。

俺 I M が集まって雑談していると Mが性懲りも無く ○○池に行こう!って言い出したんだ。

Тは 仕事が忙しくて来れなかった。

確か○○池は バス釣りのメッカで池の周りはウオーキングコースになってるんだよな。

この池の1番の危険な事が 落ちると上がってこれないし 底無し沼だから 警察もお手上げの危険な池だった。

でも 今回のメインはそこじゃ無いんだ。

池の付近にバス停が有るんだがそこで起きた話。

ある夜 俺達はIのヴェルファイアで○○池の駐車場に居たんだ。

皆 車から降り 暗闇の中ぼやっと光る薄暗い街灯が転々と設置されてるんだ。

K「薄気味悪いなぁ・・・」

I 「んー ここ 私の地元でもトップに入る場所だからねホントなら私は来たくなかったよ」

M「その調べは着いてるよ I先輩 確か バス停がやばいんだよね?」

と車の前で話してたんだ 俺はここで何があったのかは 知らずに来てたんだよ。

知ってるのは 地元民のIと調べた Mだけ。

俺は何があったのか知りたくなってI達に聞いたんだ。

K「ここで何があったの?」

I 「ここから見えるかな? あそこのバス停 」

Iが指さす方向に皆視線をおくったんだ。

薄気味悪い街灯の下にバス停が見えたんだ。

K「あるね 遠くてハッキリ分からないけど」

I「あそこで良く首吊り自殺が多いのよ」

K「マジっ?この池 さっきから嫌な感じがするんだ」

俺がこう言うと Iは私もと返してきた。

Mは 基本霊感とかなく 突然見えたり感じたりできるようだったが 今回は何も感じないらしく ノリノリだ。

K「M 出来れば行きたくない・・・」

M「ここまできたんだぞ? あそこのバス停まで行って 引き上げてこようぜ?」

とMが勝手に歩いて言ってしまった。

K「M!まてっ!またかよ!ちくしょう!」

いつもこうだ 反対されると意地でも行くやつなんだよな Mは。

I「K Mを1人で行かせるわけには行かないよ?」

K「ああ!もう! 何があっても知らんからな!」

そう 少しキレながら俺とIはMを追ったんだ。

駐車場から出て ウオーキングコースをバス停に向かって歩いていく。

Mと合流して ゆっくり歩く。

辺りは 駐車場と違って 街灯が少なく 少しの音でも怖くなる。

風で枝が揺れる音 落ち葉を踏むオト 魚が跳ねる音がたまらなく怖いんだよな。

バス停まで 中間地点に来た頃 俺は足を止めたんだ。

バス停の横に 木で作られた小さな小屋があったんだ。

バスが来るまで 待つ小屋だな。

その小屋の中に 何かが揺れてるのが見えたんだ。

K「何かバス停の中にいる?」

M「こんな時間に バス待つ奇特な奴はいないよ」

K「気づかれる前に ここから離れよう M」

M「分かったよ 仕方ないなぁ」

流石にこれ以上は まずいから Mを説得したらすぐに納得してくれた。

俺達が 駐車場に戻ろうとした時の Iがこう言ったんだ。

1番言われたく無かった一言。

I「もう遅いかも・・・気づかれた・・・」

K「えっ!?うわっ!?」

俺がバス停の方に振り返ると バス停の中に居た何かが小屋から出ていた。

I 「逃げるよ!K! M! 車まで急いで!!」

とIが言ったか否や 俺達は脱兎のごとく駆け出した。

後ろから 嫌な気配が追ってくるのが分かった。

I 「追いつかれたら不味いよ!」

M「うわーーー!!」

心臓が破裂する位 全力疾走して 車が置いてある駐車場に向かうんだが 何故か長く感じたんだ。

行きはそんな距離でも無かったのに 焦ってるせいか 長く感じた。

やっとの思いで 車までたどり着き 急いで飛び乗り窓を閉めた。

Iが イグニッションスイッチを押すがエンジンがかからないのだ。

カチカチカチカチ・・・

I「かからない!? なんでよ!?」

K「来たっ!」

俺がそう言うと 風も地震も無いなのに 車がグラグラと揺れたんだ。

M「く 車が揺れてるっ!」

I「かかれ!かかれって言ってんだろ!?コノヤロー!!」

Iはテンパって居るのか 昔のIに戻ってる。

普段はこんなに テンパらないのに 今回は余程やばいんだなと 思った。

そうこうしてる内に 車の揺れがどんどん酷くなってく。

片方から 数人で押してる感じと言った方が分かるか?そんな揺れ方なんだ。

K 「いつものアレをやるしか無い」

俺は手を合わせ 般若心経を唱え始めたんだ。

K「仏説・・・摩訶般若波羅蜜経観自在菩薩・・・」

I「ダメっ!!この霊には・・・」

すると 揺れ方より酷くなり 今度は バチーーン!バチーーン!と音を出しながら揺れ始めた。

I「K 怒りに触れちゃったよ!あっ・・・この霊の気に吸い寄せられて 池から数人上がってきた・・・」

K「ごめん・・・ 状態もっと酷くなった」

俺の軽率な行動で 霊を怒らせてしまったようだ。

そんな俺を見て Mが助け舟を出してくれた。

M「K!住職さんは?」

I「かけてみる! 」

Iは携帯で 住職に電話を始めた。

俺は Iの電話をかける姿を見ていて 突然 Iの身体がビクッとして硬直したんだ。

その瞬間 Iは携帯をフロントガラスに投げたんだ。

バキッと音がして 携帯がおちた。

K「I!?どうしたんだ?!」

I「今回・・・ホントにやばいかも・・・」

K「どうして?!電話で何があったんだ!?」

俺がそう言うと Iが電話中の出来事を教えてくれた。

その間も 車は揺れてる。

そのIが放った言葉に俺達は 今まで以上の戦慄を覚えた。

I「呼び出し音の間に 何か聞こえるのよ・・・最初は何かボソボソ言ってるんだけど それがどんどん大きくなって 聞こえてきたのは 呼ぶなぁぁぁぁぁ!!って大音量で言われて 携帯投げたのよ・・・」

K「マジかよ・・・」

M「先輩 流石にそれ怖い・・・」

俺達は 今起きてる恐怖に 怯えてると 車を何かに照らされた。

I「うっ!眩し!」

K「な なんだ!?」

その光は ふっと右に移動すると目の前に 警官が2人居たんだ。

ベテラン風のおっちゃん警官に まだ若い警官だった。

おっちゃん警官が ウインドウをコンコンノックしてきた。

エンジンがかからない為 ドアを開けた。

I「どうしました?」

警官「こんな所で何してるの?」

I「ちょっと肝試しに来てたんです」

Iは正直に話しているんだ。

俺達も職場質問を受け 何もなさそうだねと解放された。

それで おっちゃん警官が 最後にこう言ったんだ。

警官「パトカーから見てたら 貴方達の車がグワングワンおかしいくらい揺れてたし 車内で 3人尋常ではないくらい慌ててたし 少し気になって 話しかけたんだけどね」

警官にも車が揺れてるの見えたのか 。

そう言うと おっちゃん警官と若い警官はパトカーに乗り込んで去っていったんだ。

俺達も車に乗り込むと さっきみたいな 揺れはなくなり 嫌な気配も無くなってたんだ。

そして Iがイグニッションスイッチを押すと ブウウン!とエンジンがかかった。

急いで俺達もパトカーの後を追うようにして 走りだしたんだ。

今回は 警官に助けられた。

Iが1番怖がった体験でした。

以上です。