こんばんは・・・Kです・・・

今回の話は 悲しい話です 皆様に報告致します。

最近起きた出来事です。

2018年5月20日に ゲンゴロウが 俺の妹の家で息を引き取りました。

もうこの頃には 結構な老体で 怪談話に出てきたゲンゴロウは 老体でしたが
まだ動けてました。

実家を出る時に 妹にゲンゴロウを預けて家を出ました。

言い訳になってしまうかもですが 今やってる仕事の関係で中々 妹宅に行けずに 看取ってやれなかったのが 心残りでした。

そんなゲンゴロウの旅立ちを妹から連絡が来る前に知れた出来事です。

では 話しましょうか。

この頃は 遠っぱ(とおっぱ→遠くへ行くこと)が 多くゲンゴロウの顔をあまり見に行けませんでした。

もう動けなくなったよと妹の連絡で週一で会いにいってました。

Iも協力してくれて 俺が行けない時は 行ってくれてました。

5月20日 妹から 連絡来てましたが その日は遠っぱで家に帰って来たのは 午前様になる頃でした。

疲労で シャワーも浴びず電気を消してベッドにダイブしました。

K「疲れた・・・ゲンゴロウは大丈夫だろうか・・・?」

疲労と眠気で まどろんでいると 何かの気配を感じました。

K「なんだ・・・?」

この気配 人間の物じゃ有りませんでした。

気配が薄いのです 嫌な気配じゃなくて 何か安らぐような気配でした。

俺は薄目を開けると 真っ暗な部屋の隅 ちょこんと何かが座ってるのです。

暗闇で分かりませんが 人ではなく犬のシルエットでした。

K「ゲンゴロウ?」

俺がそう言うと その隅っこに座ってたシルエットがゆっくりとこちらに歩いてきました。

俺の近くに来ると そのシルエットの姿がわかり 俺は内心 理解しました。

K「ゲンゴロウ・・・お前 逝ってしまったのか・・・?」

ゲンゴロウはもう 動けない身体で もうここには来れないはずでした。

俺は いつもの様に あぐらをかき 膝を叩くと ゲンゴロウが俺の膝の上に来ました。

K「ごめんなぁ・・・ゲンゴロウ 看取ってやれなくてなぁ・・・」

そう言い 俺は触れないゲンゴロウの頭を撫でました。

すると ゲンゴロウも悲しそうな鳴き声を上げました。

クゥーン・・・クゥーン・・・

俺の目から 涙が流れて ゲンゴロウをすり抜けて足に落ちました。

すると ゲンゴロウは 顔を上げて 俺の顔をひと舐めしました。

そして ワン!とひと声上げてすうっと消えてきいました。

その瞬間 俺の携帯がなりました。

ピリピリ・・・ピリピリ・・・

画面を見ると妹でした 通話ボタンを押して出ると案の妹でした。

妹のは 泣いていたようで 泣き声になってました。

妹「ゲンゴロウ・・・さっき亡くなったよ・・・」

K「そっか・・・ゲンゴロウ 俺の所に お別れにきたよ」

妹「兄貴 見えるんだもんね そう言うの・・・」

K「まあなぁ・・・霊感がある事を初めて嬉しく思ったよ」

と兄弟で暫く泣き 電話を切りました。

それから Iにも連絡すると 号泣してました。

Iは ゲンゴロウを可愛がっていましたから。

そんなこんなで ゲンゴロウの供養をして 墓を作り埋めました。

それから たまに 俺の視線の端に居るのです。

ゲンゴロウの鼻が見えることが多々有るんですよ。

ずっと俺のそばに居るのかなと思う今日この頃です。

全く怖くなくてすみません

以上です。