こんばんは!Kです。
今回は Mから聞いた話をしょうと思います。
ある日 Mから電話があったんだ。
最近できた彼女と 泊まりがけで出掛けた時の話だそうだ。
Mは こんな話をしてくれた。
(ここからはM視点でいきます)
ゴールデンウィークに 初めてできた彼女と 山奥の旅館に泊まりに言った時の話なんだ。
彼女は Dとしとこうか そのDがどこかに泊まりに行きたいと言うので 暑いし 涼しめる山の方に行くことになった。
Dを拾って 目的地に向かって走り始めたんだ。
地元を離れて 途中で昼飯を食べ Dが行きたいっていう場所を観光して 夕方頃に目的地の旅館に着いたんだ。
俺は 自分とDの荷物を持ち 旅館の玄関に入った。
ガラガラ・・・
M 「すみません!予約してたMですが」
そう言うと 奥から はーい!と声が帰ってきた。
奥から和服を着た んー40代後半の女将が出てきたんだ。
女将 「お待ちしておりました ささ どうぞ」
M 「 お世話になります」
D 「お世話になります」
俺達は 女将の後ろを歩き 自分達の部屋に通された。
女将「ここが お客様のお部屋です 18時に御夕飯なので それまでゆっくり過ごしていてくださいね」
と言い 女将は 一礼して 出ていった。
旅館は中々年季が入っていて 良い感じの建物だ 部屋も年季が入っているんだけど ピカピカに掃除されていた。
D 「なかなかいい部屋だね?」
M 「そうだね おもむきがあるね」
そう言いながら 俺達は荷物を置き 座布団に座り Dが入れてくれたお茶を飲む。
D 「・・・アレ 少し怖いかも」
M 「ん?どうしたの?」
Dが見てる方を見ると 壁に掛け軸がかけてあった。
有名な幽霊の掛け軸だ こるはレプリカだろう。
M 「有名な絵のレプリカだよ」
D 「偽物かぁ・・・」
M 「あまり 気にしない方がいいよ 気にしてると余計怖くなるからさ」
Dは そうだねと その絵から目をそらして 俺を見た。
少しして コンコンと襖がノックされて 女将と中居さんが料理を持ってきてくれた。
女将 「御夕飯です 季節の山菜をふんだんに使った料理です」
D 「美味しそう!」
中居 「どうぞ 熱いので気をつけてください」
と中居さんが 俺達の前に料理を置いていく。
山菜 肉 魚となかなか 盛り付けが綺麗な料理だ。
女将 「では ごゆっくり」
中居 「失礼します」
女将さん達が出て行って 俺達は 美味い飯をたらふく食べ満足したんだ。
それから 風呂に入り 寝室に入り 布団に入ったんだ。
D 「今日は楽しかったよ ありがとうね!」
M 「Dが喜んでくれたなら嬉しいよ」
と言い お互いに眠りについた。
どれくらいたっただろうか ふと目を覚ましたんだ。
M 「ふあっ・・・トイレ」
俺は 起き上がり トイレに向かい用をたして帰ってきて 布団に入ろうとした時 ある視線が気になった。
視線の先には Dが怖がった掛け軸がかけてあるんだけど その前に 苦しみに歪んだ表情の女将と鬼のような表情の中居が正座してた。
M 「は?えっ?」
目を擦って再び見ても そこに変わらない表情の女将と中居が座ってる。
これがまた 生気が感じられない程 真っ白な顔で ずっと俺を見ているんだ。
M 「嘘だろ・・・」
D 「M君・・・どうしたのぉ・・・?」
Dが眠そうに ムクっと体を起こしたんだ。
M 「なんでもないよ さっ寝よう?」
俺は おかしい女将達をDに見せないように Dを横にさせて。
明らかに 中居の方は 女将と違って 鬼の形相になっていってた。
これを Dに見せるわけにもいかず 誤魔化したんだ。
俺も無理やり気にしないふりをして横になり 眠りについた。
朝になり 何かに揺すられてる感覚を覚えた。
声が聞こえる おい!起きろ!と しゃがれた図太い声だ。
目を覚ますと 目の前にガタイの良い男が居たんだ。
M 「えっ??」
眠気まなこで周りを見渡すと 開けた原っぱにガタイの良い男と まだ寝てるDが居た
男 「あんたら なんでこんな所で寝てるんだ?」
M 「俺達は 旅館に泊まってたんです」
と 少し大きい声で返したら Dも目を覚ました。
D 「どうしたの・・・?・・・・・・って ええっ!!!何これ!!」
Dは 周りを見ると 少し無言になって 声を上げた。
そりゃ びっくりもする 昨日まで 布団に寝てた筈なのに 朝起きたら 何も無い原っぱだもんな。
慌てる俺達を見て 男は意味が分からない様な感じだった。
男 「落ち着いて 話して見なさい」
男は 俺達の前にドシンと胡座をかいて座った。
俺は 昨日の事を話したんだ。
M 「昨日 〇〇旅館に止まったんですよ」
男 「それ ほんとか? 本当に〇〇旅館だったのか?」
M 「間違いないです たしかに〇〇旅館です」
男は少し考えて 話し始めた。
この後聞く話に 俺達は震え上がった。
男 「〇〇旅館は 10年前に中居の気が狂って 女将と旅館の全ての人を殺して その後 自分の部屋で自殺したって事件があった場所なんだ 数年前に壊されて ずっとこのままだよ」
それを聞いた 俺とDは 恐怖で何も喋れなかった。
男 「早くここから 離れた方が良い ここはいわく付きの場所だからな」
と言い 男は去っていった。
M 「どういう事だよ・・・昨日の事は・・・」
D 「いゃぁぁぁぁぁ!!!早く帰ろ!!早く!!」
俺達は そのままの姿で脱兎のごとく車に飛び乗り逃げるように山を後にしたんだ。
帰ったあと Dとは疎遠になってしまい そのまま自然消滅してしまった。
落ち着いてから 調べたんだが あの男の言った通り 10年前に 狂った中居が包丁で旅館の従業員を滅多刺しにし 自分も喉を切って自殺した 記事に乗っていた。
だからか 中居の表情が鬼のようになっていったのは・・・。
そして俺達が泊まったあの旅館は 一体なんだったんだろうか。
M 「って事があったんだ・・・」
K 「そうなのか・・・大変だったな・・・」
M 「そんな所だ 今回は俺に霊障なかったから それだけでも良しか・・・ 良しでもないか」
そう言うと Mは落ち込んだ様で 暗くなった。
K 「今度 呑み行こう 奢るからさ」
M 「分かった 済まないな それじ また」
と言い Mは電話を切った。
山って本当に色んな事がありますね 山は怖い。
これで Mから聞いた話しはおしまいです。。
今回は Mから聞いた話をしょうと思います。
ある日 Mから電話があったんだ。
最近できた彼女と 泊まりがけで出掛けた時の話だそうだ。
Mは こんな話をしてくれた。
(ここからはM視点でいきます)
ゴールデンウィークに 初めてできた彼女と 山奥の旅館に泊まりに言った時の話なんだ。
彼女は Dとしとこうか そのDがどこかに泊まりに行きたいと言うので 暑いし 涼しめる山の方に行くことになった。
Dを拾って 目的地に向かって走り始めたんだ。
地元を離れて 途中で昼飯を食べ Dが行きたいっていう場所を観光して 夕方頃に目的地の旅館に着いたんだ。
俺は 自分とDの荷物を持ち 旅館の玄関に入った。
ガラガラ・・・
M 「すみません!予約してたMですが」
そう言うと 奥から はーい!と声が帰ってきた。
奥から和服を着た んー40代後半の女将が出てきたんだ。
女将 「お待ちしておりました ささ どうぞ」
M 「 お世話になります」
D 「お世話になります」
俺達は 女将の後ろを歩き 自分達の部屋に通された。
女将「ここが お客様のお部屋です 18時に御夕飯なので それまでゆっくり過ごしていてくださいね」
と言い 女将は 一礼して 出ていった。
旅館は中々年季が入っていて 良い感じの建物だ 部屋も年季が入っているんだけど ピカピカに掃除されていた。
D 「なかなかいい部屋だね?」
M 「そうだね おもむきがあるね」
そう言いながら 俺達は荷物を置き 座布団に座り Dが入れてくれたお茶を飲む。
D 「・・・アレ 少し怖いかも」
M 「ん?どうしたの?」
Dが見てる方を見ると 壁に掛け軸がかけてあった。
有名な幽霊の掛け軸だ こるはレプリカだろう。
M 「有名な絵のレプリカだよ」
D 「偽物かぁ・・・」
M 「あまり 気にしない方がいいよ 気にしてると余計怖くなるからさ」
Dは そうだねと その絵から目をそらして 俺を見た。
少しして コンコンと襖がノックされて 女将と中居さんが料理を持ってきてくれた。
女将 「御夕飯です 季節の山菜をふんだんに使った料理です」
D 「美味しそう!」
中居 「どうぞ 熱いので気をつけてください」
と中居さんが 俺達の前に料理を置いていく。
山菜 肉 魚となかなか 盛り付けが綺麗な料理だ。
女将 「では ごゆっくり」
中居 「失礼します」
女将さん達が出て行って 俺達は 美味い飯をたらふく食べ満足したんだ。
それから 風呂に入り 寝室に入り 布団に入ったんだ。
D 「今日は楽しかったよ ありがとうね!」
M 「Dが喜んでくれたなら嬉しいよ」
と言い お互いに眠りについた。
どれくらいたっただろうか ふと目を覚ましたんだ。
M 「ふあっ・・・トイレ」
俺は 起き上がり トイレに向かい用をたして帰ってきて 布団に入ろうとした時 ある視線が気になった。
視線の先には Dが怖がった掛け軸がかけてあるんだけど その前に 苦しみに歪んだ表情の女将と鬼のような表情の中居が正座してた。
M 「は?えっ?」
目を擦って再び見ても そこに変わらない表情の女将と中居が座ってる。
これがまた 生気が感じられない程 真っ白な顔で ずっと俺を見ているんだ。
M 「嘘だろ・・・」
D 「M君・・・どうしたのぉ・・・?」
Dが眠そうに ムクっと体を起こしたんだ。
M 「なんでもないよ さっ寝よう?」
俺は おかしい女将達をDに見せないように Dを横にさせて。
明らかに 中居の方は 女将と違って 鬼の形相になっていってた。
これを Dに見せるわけにもいかず 誤魔化したんだ。
俺も無理やり気にしないふりをして横になり 眠りについた。
朝になり 何かに揺すられてる感覚を覚えた。
声が聞こえる おい!起きろ!と しゃがれた図太い声だ。
目を覚ますと 目の前にガタイの良い男が居たんだ。
M 「えっ??」
眠気まなこで周りを見渡すと 開けた原っぱにガタイの良い男と まだ寝てるDが居た
男 「あんたら なんでこんな所で寝てるんだ?」
M 「俺達は 旅館に泊まってたんです」
と 少し大きい声で返したら Dも目を覚ました。
D 「どうしたの・・・?・・・・・・って ええっ!!!何これ!!」
Dは 周りを見ると 少し無言になって 声を上げた。
そりゃ びっくりもする 昨日まで 布団に寝てた筈なのに 朝起きたら 何も無い原っぱだもんな。
慌てる俺達を見て 男は意味が分からない様な感じだった。
男 「落ち着いて 話して見なさい」
男は 俺達の前にドシンと胡座をかいて座った。
俺は 昨日の事を話したんだ。
M 「昨日 〇〇旅館に止まったんですよ」
男 「それ ほんとか? 本当に〇〇旅館だったのか?」
M 「間違いないです たしかに〇〇旅館です」
男は少し考えて 話し始めた。
この後聞く話に 俺達は震え上がった。
男 「〇〇旅館は 10年前に中居の気が狂って 女将と旅館の全ての人を殺して その後 自分の部屋で自殺したって事件があった場所なんだ 数年前に壊されて ずっとこのままだよ」
それを聞いた 俺とDは 恐怖で何も喋れなかった。
男 「早くここから 離れた方が良い ここはいわく付きの場所だからな」
と言い 男は去っていった。
M 「どういう事だよ・・・昨日の事は・・・」
D 「いゃぁぁぁぁぁ!!!早く帰ろ!!早く!!」
俺達は そのままの姿で脱兎のごとく車に飛び乗り逃げるように山を後にしたんだ。
帰ったあと Dとは疎遠になってしまい そのまま自然消滅してしまった。
落ち着いてから 調べたんだが あの男の言った通り 10年前に 狂った中居が包丁で旅館の従業員を滅多刺しにし 自分も喉を切って自殺した 記事に乗っていた。
だからか 中居の表情が鬼のようになっていったのは・・・。
そして俺達が泊まったあの旅館は 一体なんだったんだろうか。
M 「って事があったんだ・・・」
K 「そうなのか・・・大変だったな・・・」
M 「そんな所だ 今回は俺に霊障なかったから それだけでも良しか・・・ 良しでもないか」
そう言うと Mは落ち込んだ様で 暗くなった。
K 「今度 呑み行こう 奢るからさ」
M 「分かった 済まないな それじ また」
と言い Mは電話を切った。
山って本当に色んな事がありますね 山は怖い。
これで Mから聞いた話しはおしまいです。。