こんばんは。
皆さん Kです。
俺は トラックドライバーをしてるんだが ドライバーには 色んな怖い話あると思う そんな現場に向かう最中にあった話。
自分は 現場が遠いと夜中に出発する事が多々あるんだけど。
これは ある日の夜中に出発した時の話。
それは ある地方の道を走ってると 少し広めの舗装されたら峠に辿り着いたんだ。
どんどん奥に進んでいくと 狭くなるような峠で 道が狭いため ゆっくりと徐行していた。
K 「あーあ 狭い所に来ちゃったよ・・・さっきまでは広かったのに」
ラジオを聞きながら峠を進んでいく。
ぶつけない様に ゆっくりと走ってるとトンネルらしき物が見え トンネルの中に入り中間まで走ってると突然トラックに異変が起きた。
エンジンの調子が悪く アクセル踏んでも回転数が上がらなくなったんだよ。
K 「えっ? 何で? 踏んでも回転数下がってく ここで止まるのは不味いあそこの退避スペースに入ろう」
俺は 止まりそうなトラックを何とかトンネルにある退避スペースに寄せた途端に エンジンストールして止まった。
ガボガボ・・・プスン
K 「くそっ・・・なんでこんな所で」
俺は キーをひねりエンジンをかけてみる。
キュルキュル! カチカチカチカチ・・・
K 「ダメだ かからない! 燃料も半分以上入ってんのに! 燃料ポンプがイカれたか?」
思いつくのは 燃料ポンプかフィルターが詰まって燃料が行かなくなったのかと思いながら シートの背もたれに寄りかかった。
K 「しかも 何でこんな所で止まるんだ・・・」
止まった所は ボヤっとオレンジ色の光と前方に暗闇に飲み込まれそうな闇だった。
ヘッドライトも消えて 光と言うと そのオレンジのトンネル灯?と言うのかな?それだけが光ってた。
K 「参ったな・・・まだ 現場の近くまで20km近くあるのになぁ・・・ この時間じゃ 社長も電話にもでんし ここで夜をすごすしかないか・・・」
運良く まだ暖かい時期なので 遠くに行く時用の毛布を取り出して トラックの座席をフラットにして 横になった。
K 「ふぁ・・・少し寝るか」
欠伸をして 毛布にくるまり寝に入ったんだ 暫くウトウトとしていると 外から 何かの音がしたんだ。
コン・・・コン
K 「んんっ・・・?」
俺は目を覚まして トラックの外をみると 何もいなかった。
K 「なんだ?当たるもんないし 」
なんだろうと思い また横になり目を閉じた。
しばらくして 半分寝に入ったんだ時・・・
コンコンコン・・・
また ボディを叩くような音がした。
K 「何だよ・・・誰だよ 俺の眠りを妨げる奴」
再び身体を起こして 周りをみると・・・。
何も居ない さっきと変わらずオレンジ色だ。
もう寝れなくなって タバコを吸おうと iQOSを取り出して吸い始めた。
K 「ふぅ・・・困った」
煙をフーっと吐きながら 考えた この後どうするかとか 現場たどり着けるかとか。
車内の時計を見ると もう3時になってた。
iQOSを充電フォルダーに戻して 指定の位置に戻して前を向くと 息を飲んだ。
K 「うわっ!」
フロントガラス越しに 何十人もの人達が俺を睨んでいた。
老若男女数十人 生気のない顔で 俺を睨んでいる。
これは 生きてる人間では無いと思い 背中に冷たい汗が流れるのが分かった。
K 「うわーーーー!!!」
俺が悲鳴を上げると その数十人の人達は両手でバンバン! バシッバシッ!っとトラックを叩き揺らし始めた。
この恐怖と言ったら たまったもんじゃなく怖かった。
どんどん 生きてる人間じゃないものが 増えてきていた。
K 「増えてる・・・そうだ 住職さんに 電話来てみよう」
こんな時間に出てくれるか分からないが スマホを取り出して 住職に連絡取ってみることにした。
プルル・・・プルル・・・プルル・・・
K 「出てくれ!」
プルル・・・プルル・・・プルル・・・
住職 「Kさん 久しぶりですね」
数コール目に 住職さんが出てくれた。
K 「すみません ちょっと困った事になりまして」
住職 「言わなくても分かるわ 沢山の霊がいるでしょ?」
電話口でも分かるのか 住職は 声色をトーンを低くした。
K 「沢山居ます・・・ひたすら トラック叩かれてます・・・どうにかしてください」
住職 「分かるわ こっちにも聞こえるもの」
K 「何とかしてください!」
住職 「今は無理よ 地方に来てて すぐには行けないわ」
K 「マジですか・・・この人達から物凄く怨み辛みを感じます・・・」
俺は 住職に今の状態を細かく説明すると 住職から一言言われた。
住職 「お経を唱えなさい 心を込めてね 覚えてるでしょ?それとも 私が電話越しでお経を読むから 復読しなさい」
K 「はい・・・やってみます」
そうすると 電話の向こうから 般若心経が聞こえてきた。
住職 (仏説 摩訶般若波羅蜜多心経)
K 「仏説 摩訶般若波羅蜜多心経」
住職 (観自在菩薩行心般若波羅蜜多時)
K 「観自在菩薩行心般若波羅蜜多時」
成仏してくださいと 心を込めて復読すると トラックを叩く音がなくなり 霊たちが泣いていた。
お経を唱えてるからか 心が落ち着き 周りの音を聞くことができるようになった。
お経を唱えながら 耳を澄ますと 外から 声が聞こえてきたんだ。
「苦しぃ・・・苦しぃ・・・」
「痛い・・・痛い・・・」
「助けて・・・助けて・・・」
ひたすらにお経を唱えてると 外の霊たちが合掌し始めた。
K 「仏説 摩訶般若波羅蜜多心経 観自在菩薩行心般若波羅蜜多時・・・」
トラックを囲む 透けた人達はすぅーっと消えて行くのを感じていた。
必死にお経を読んで読み終わると そこには静寂がおとずれていた。
住職 「居なくなったみたいね もう大丈夫よ それじゃあ 仕事気をつけてね」
と言い 住職さんは電話をきった。
俺は 試しにと エンジンをかけてみることにし キーを回した。
キュルル・・・ブァン!
K 「よし!かかった!」
俺は 急いでトンネルから出て 目的地の現場の近くのコンビニに止めて 眠りについたんだ。
トラックドライバーって 現場にいる時以外 1人なんで気は楽なんだが そういう事もあるので 特には気にしてませんが。
以上です ありがとうございました!!
皆さん Kです。
俺は トラックドライバーをしてるんだが ドライバーには 色んな怖い話あると思う そんな現場に向かう最中にあった話。
自分は 現場が遠いと夜中に出発する事が多々あるんだけど。
これは ある日の夜中に出発した時の話。
それは ある地方の道を走ってると 少し広めの舗装されたら峠に辿り着いたんだ。
どんどん奥に進んでいくと 狭くなるような峠で 道が狭いため ゆっくりと徐行していた。
K 「あーあ 狭い所に来ちゃったよ・・・さっきまでは広かったのに」
ラジオを聞きながら峠を進んでいく。
ぶつけない様に ゆっくりと走ってるとトンネルらしき物が見え トンネルの中に入り中間まで走ってると突然トラックに異変が起きた。
エンジンの調子が悪く アクセル踏んでも回転数が上がらなくなったんだよ。
K 「えっ? 何で? 踏んでも回転数下がってく ここで止まるのは不味いあそこの退避スペースに入ろう」
俺は 止まりそうなトラックを何とかトンネルにある退避スペースに寄せた途端に エンジンストールして止まった。
ガボガボ・・・プスン
K 「くそっ・・・なんでこんな所で」
俺は キーをひねりエンジンをかけてみる。
キュルキュル! カチカチカチカチ・・・
K 「ダメだ かからない! 燃料も半分以上入ってんのに! 燃料ポンプがイカれたか?」
思いつくのは 燃料ポンプかフィルターが詰まって燃料が行かなくなったのかと思いながら シートの背もたれに寄りかかった。
K 「しかも 何でこんな所で止まるんだ・・・」
止まった所は ボヤっとオレンジ色の光と前方に暗闇に飲み込まれそうな闇だった。
ヘッドライトも消えて 光と言うと そのオレンジのトンネル灯?と言うのかな?それだけが光ってた。
K 「参ったな・・・まだ 現場の近くまで20km近くあるのになぁ・・・ この時間じゃ 社長も電話にもでんし ここで夜をすごすしかないか・・・」
運良く まだ暖かい時期なので 遠くに行く時用の毛布を取り出して トラックの座席をフラットにして 横になった。
K 「ふぁ・・・少し寝るか」
欠伸をして 毛布にくるまり寝に入ったんだ 暫くウトウトとしていると 外から 何かの音がしたんだ。
コン・・・コン
K 「んんっ・・・?」
俺は目を覚まして トラックの外をみると 何もいなかった。
K 「なんだ?当たるもんないし 」
なんだろうと思い また横になり目を閉じた。
しばらくして 半分寝に入ったんだ時・・・
コンコンコン・・・
また ボディを叩くような音がした。
K 「何だよ・・・誰だよ 俺の眠りを妨げる奴」
再び身体を起こして 周りをみると・・・。
何も居ない さっきと変わらずオレンジ色だ。
もう寝れなくなって タバコを吸おうと iQOSを取り出して吸い始めた。
K 「ふぅ・・・困った」
煙をフーっと吐きながら 考えた この後どうするかとか 現場たどり着けるかとか。
車内の時計を見ると もう3時になってた。
iQOSを充電フォルダーに戻して 指定の位置に戻して前を向くと 息を飲んだ。
K 「うわっ!」
フロントガラス越しに 何十人もの人達が俺を睨んでいた。
老若男女数十人 生気のない顔で 俺を睨んでいる。
これは 生きてる人間では無いと思い 背中に冷たい汗が流れるのが分かった。
K 「うわーーーー!!!」
俺が悲鳴を上げると その数十人の人達は両手でバンバン! バシッバシッ!っとトラックを叩き揺らし始めた。
この恐怖と言ったら たまったもんじゃなく怖かった。
どんどん 生きてる人間じゃないものが 増えてきていた。
K 「増えてる・・・そうだ 住職さんに 電話来てみよう」
こんな時間に出てくれるか分からないが スマホを取り出して 住職に連絡取ってみることにした。
プルル・・・プルル・・・プルル・・・
K 「出てくれ!」
プルル・・・プルル・・・プルル・・・
住職 「Kさん 久しぶりですね」
数コール目に 住職さんが出てくれた。
K 「すみません ちょっと困った事になりまして」
住職 「言わなくても分かるわ 沢山の霊がいるでしょ?」
電話口でも分かるのか 住職は 声色をトーンを低くした。
K 「沢山居ます・・・ひたすら トラック叩かれてます・・・どうにかしてください」
住職 「分かるわ こっちにも聞こえるもの」
K 「何とかしてください!」
住職 「今は無理よ 地方に来てて すぐには行けないわ」
K 「マジですか・・・この人達から物凄く怨み辛みを感じます・・・」
俺は 住職に今の状態を細かく説明すると 住職から一言言われた。
住職 「お経を唱えなさい 心を込めてね 覚えてるでしょ?それとも 私が電話越しでお経を読むから 復読しなさい」
K 「はい・・・やってみます」
そうすると 電話の向こうから 般若心経が聞こえてきた。
住職 (仏説 摩訶般若波羅蜜多心経)
K 「仏説 摩訶般若波羅蜜多心経」
住職 (観自在菩薩行心般若波羅蜜多時)
K 「観自在菩薩行心般若波羅蜜多時」
成仏してくださいと 心を込めて復読すると トラックを叩く音がなくなり 霊たちが泣いていた。
お経を唱えてるからか 心が落ち着き 周りの音を聞くことができるようになった。
お経を唱えながら 耳を澄ますと 外から 声が聞こえてきたんだ。
「苦しぃ・・・苦しぃ・・・」
「痛い・・・痛い・・・」
「助けて・・・助けて・・・」
ひたすらにお経を唱えてると 外の霊たちが合掌し始めた。
K 「仏説 摩訶般若波羅蜜多心経 観自在菩薩行心般若波羅蜜多時・・・」
トラックを囲む 透けた人達はすぅーっと消えて行くのを感じていた。
必死にお経を読んで読み終わると そこには静寂がおとずれていた。
住職 「居なくなったみたいね もう大丈夫よ それじゃあ 仕事気をつけてね」
と言い 住職さんは電話をきった。
俺は 試しにと エンジンをかけてみることにし キーを回した。
キュルル・・・ブァン!
K 「よし!かかった!」
俺は 急いでトンネルから出て 目的地の現場の近くのコンビニに止めて 眠りについたんだ。
トラックドライバーって 現場にいる時以外 1人なんで気は楽なんだが そういう事もあるので 特には気にしてませんが。
以上です ありがとうございました!!