こんばんは! Kです!

今回は 皆で山へ山菜採りに言った時の話です。

Iが急に 山の幸が食べたいと言い出したので MとТを招集すると 俺達も食べたいとの事で 4人で山菜採りに向かうことにしたんだ。

場所は 俺の実家の裏にある 裏山 かなりの規模があり 時期には 色んな美味しい物が取れるんだ。

アケビ 自然薯 タラの芽 ふきのとう ワラビが取れるんだ。

特に タラの芽の天ぷらは最高だ。

幼い時は 食べれなかったが 今となっては 大好物なのだ。

料理は Тが腕を振るうといってるので任せたんだよ。

それで 当日 俺の実家に集まり 山菜採りに山に入ったんだ。

皆で 裏山に入り 目当ての山菜を探し始めたんだ。

俺は 早速アケビを見つけた。

昔 取った杵柄で見つけるのは上手かった。

K 「I ほら アケビだよ」

I 「これがアケビなんだ! 初めて見た!」

Iは 山には入ったことなくて こういう野生の物を食べた事なかったらしい。

俺は アケビを1つもじき 皮を広げると 中には種だらけの 白い身が出てきた。

K 「ほい! I 食べてみ?」

アケビを渡すと Iは身を口に含む。

I 「・・・・・・甘い これ凄く甘い! 知らなかった!」

K 「甘いだろ?俺はガキの頃 これを取ってはオヤツにしてたんだ 」

M達も アケビをもじき 食べ始めた。

M 「久しぶりだ!この味!」

Т 「種が多いけど 甘くて上手いな!」

ひとしきり 久しぶりのアケビを楽しんで 山菜採りを再開したんだ。

山を歩き回って 目的の ふきのとうとタラの芽を収穫したんだ ついでに 自然薯も掘ってみた 数本掘れて 大収穫だったんだ。

I 「たくさん採れたね!」

K 「これだけ取れれば 良い酒のツマミになるよ!」

Т 「これだけあれば 上手いもん作れるなぁ〜! 自然薯の天ぷらも美味そうだな」

Тは 食材を見て ニコニコしてる 流石 料理好きな事あるな。

Iも早く 食べたいと言ってるので そろそろ帰ろうとした時 Mが神妙な表情である物を指さした。

M 「あの社なんだ?K?」

K 「ん? あの社か アレはこの山の守り神とかじいちゃんが言ってた 」

I 「うっ・・・ K!早く山から出ようよ・・・ここら辺何かおかしい・・・」

とIが 周りを見渡していた。

K 「ん?アレは?」

I 「私の感じたのはアレだよ・・・ここで自殺した人だね・・・」

社の横の大木の太い枝に 何かがぶら下がってた(この大木で何人も自殺してた)。

K 「うわぁ・・・ここでもか・・・」

I 「早く出よ・・・!あの霊 この世に恨みを持ってる・・・」

M 「俺には ただの社しかないけど なんなんだよ」

Т 「KとI先輩がそういってんだ 早く出よう」

俺達は 踵を返して出口に向かおうとした時 森が騒ぎ始めたんだ。

ザワザワザワザワ・・・

I 「ああ・・・ドンドン増えてく K 私達出られないかも・・・」

K 「Iもそう思うか・・・さっきから うるさいんだよ・・・耳元で」

I 「私も聞こえるよ・・・恨めしいとか苦しいとか・・・」

俺とIの話に M達がどれだけヤバいのか理解したのか 歩く速度が上がった。

周りに 首を吊った人達の霊がぶら下がり 色んなところでぶら下がってる。

K 「うあっ・・・至る所に・・・」

急いで ドンドン出口に向う道を歩いても中々出れない。

K 「あれっ?これだけ歩けば 出れるはずなんだけど・・・」

I 「やっぱり こうなるのね・・・ 私達 迷わされてるよ・・・ 」

M 「そんなに大きい山じゃないだろ? 迷うって・・・」

Т 「 Kの言う通りだ 山に入る時から 直ぐに出られるように 目印付けてきたんだけど それがないんだよ! 何処にも!」

Т 曰く 青木ケ原樹海に入る時と同じく 通った場所に それを目印に出れるように付けるんだけど それが消えてると言う。

K 「参ったな この山を知り尽くしてるのに出れないとか・・・」

I 「携帯もダメね・・・圏外だよ」

Iは俺達に 携帯を見せてきた。

本当に圏外になってた 皆の携帯も圏外だったんだ。

ドンドン日が暮れ 暗くなってく。

M 「こんな所で野宿なんて やだぞ・・・?」

Т 「んー 最悪は野宿になるなぁ・・・」

K 「ここに居ても埒があかないから 歩こう 今日は 俺の実家に泊まってから 明日帰ろう」

俺は そう 皆に提案して 皆から 分かったと了解を受け大体の方向で歩き始めた。

I