こんばんは!Kです!

これはMが 廃墟探索兼肝試しをしようと話を持ちかけてきた時の話です。

M 「あのさーK」

K 「廃墟はやだぞ!」

M 「まだ 何も言ってねー 」

と即釘を打ったけど 無駄だった。

毎度の事ながら Mは自分が霊媒体質なのを知らず 自分から危険に足を突っ込むんだ。

M 「いいじゃんかよー Тも誘ってさー」

K 「やだよ ってか どこ行くんだよ?」

M 「あそこだよ 〇〇市の廃病院」

K 「はぁ? 絶対に行かない!」

反対してみるけど 毎回仕方なくつきあってしまうんだけどね・・・。

行く行かないを暫く押し問答しながら 結果 俺 M Тで行く事になってしまった。

Тも最初は めんどくさいと難色だったが Mのしつこさに負けて行く事になった。

そんでもって 週末になり 夜の8時に 俺ん家に集まった。

M 「じゃっ 行こうぜぇ!」

K 「誰が車だすんだよ? 俺は無理だよ? あそこ絶対に エアロ割るから」

その廃病院は 急な登り坂とか 道路陥没で段差が酷いんだよ。

Т 「俺が出すしかないか 俺 ランクルだし MもKと同じで シルビアだもんな」

M 「ランクル乗ってるやつ居るといいな! 頼むわ Т」

と話が決まり Тのランクルに乗り込み 出発したんだ。

M 「そういや I先輩は?」

K 「少し前に色々あってなぁ 今 実家に帰って休養してるよ」

Iは あの憑依事件から 体調を崩して倒れたんだ 精神的なものだって 医者が言ってた。

M 「初耳だわ」

Т 「I先輩なにかあったのか?」

ああ そうか MとТはしらないんだっけ。

言うのも何だし ごましててしまった。

K 「大丈夫だよ」

M 「そうか 大丈夫なら良かったな」

そんな話をしながら 俺達は 廃病院の入口に着いたんだ。

ランクルをUターンさせといて 何かあったら直ぐに逃げられるように Тに頼んだ。

俺とMが降りると Тは Uターンして入口付近に停めておりてきたんだ。

Mは廃病院を眺めてる 俺とТはその後で病院を眺めた。

M 「ワクワクすんなぁ!」

K 「全然ワクワクしないぞ」

Т 「薄気味悪いな・・・なんで Mはそんなに楽しそうなんだ?」

とТは肩を落として呆れてた そこは俺も同じ思いだ。

M 「いこーぜ!」

Mが 毎度のこと ズンズンと廃病院に入っていく。

それを追って 俺とТも入っていく。

懐中電灯をつけて 周りを照らしてみると 当時のそのままのなんだけど マナーの無い奴に 長椅子は倒され 壁にスプレーで落書きが凄かった。

K 「マナーの無いやつが 多いな・・・」

Т 「ああ これは無いわ」

M 「さすがの俺も無いと思うわ」

そんな話をしながら 廃病院を探索してると Mが怖い話を始めたんだよ。

M 「そういやさ 病院って言うと こんな話も有名だよな」

K 「なんだよ?」

M 「廃病院に 肝試しに来た 男女4人組が 病院の物を持ち帰ると 夜に電話がかかってきて 今から返してもらいに行く!って話」

Т 「ああ あるな 洋館かなんかの話で同じのあるよな」

M 「あるある! Т 知ってんじゃん!」

そんな話をしてると Mがとんでもない事を言い出した。

Mの発言が 今回のトリガーになった。

M 「ホントかどうか 試してみないか?」

K 「バカ!そんな事したらどうなるかわからん」