「病人相手にバカなことやめてよ…!!」
「だったらおとなしく飲めば?」
「うっ、や、それは……」
「やっぱ飲ませてほしーんだ?」
「ち、違う!!」
誰が飲ませてくださいなんて言った!?
こんなこと平気で言ってくるなんてどうかしてる…!
「ほら、口開けなよ」
「なっ、」
ニヤッと不敵に笑いながら、さらに榛名くんが迫ってきた時だった。
━━ピコッピコッ!!
ベッドの枕元に置いてあった、わたしのスマホが音を鳴らした。
すぐにスマホに手を伸ばして、なんとか危機を救われた気分。
対して、榛名くんはすごい不満そうな顔してる。
どうやら電話みたい。
誰か確認せず、応答のボタンを押した。

