テーブルに2人分を並べて、イスに座って食べ始める。


「…………」

「…………」


無言で黙々と食べ続ける榛名くん。
パクパクと食べながら、スプーンを止めずに、あっという間に食べ終えていた。


わたしなんかまだ3口くらいしか食べてないのに。


よほどお腹が空いてたんだなって、自分の分を食べ進めようとしたら。


「それ、ちょーだい」

「え、これわたしのだよ」


わたしのお皿のチャーハンに手をつけ始めた。


「あれだけじゃ足りない」

「えぇ、結構多めにしたよ?」


「美味しかったからもっと食べたい」


あれ?いま美味しいって言った?
絶対味に文句つけてくるだろうと思ってたからびっくり。


「おかわりフライパンにあるよ」

「んじゃ食べる」