幼なじみの榛名くんは甘えたがり。




今の時刻はまだ15時半にもなっていない。


まだ全然時間に余裕があるなぁと思ってゆったりお茶を飲んでいると。


「ねー、雛乃」

「んー、なぁに?」


「ちょいとスマホを貸してごらん」

「え?」


いきなり何を言うのかと思えば。
よくわからなくて、頭にはてなマークを浮かべて、杏奈のほうを見る。



「いいこと思いついたからさ?せっかくだから今日それを実行しようと思って」


「???」



いや、だいぶ説明不足すぎじゃ?


もっと内容を詳しく教えてよ、と言う前にテーブルの上に置いていたわたしのスマホが杏奈の手に渡ってしまった。


「はーい、ちょいと借りるよ」

「えぇ、ちょっと変なことしないでよ?」



「しないしないー。はい、ロック解除して」

「もう……」


こうしてスマホを奪われて、杏奈が何やらコソコソやっている。

お茶を飲みながら、その様子を見ていた。


そして、数分してスマホがわたしの手元に戻ってきた。