幼なじみの榛名くんは甘えたがり。




***


その日、授業が終わり、家に帰ってからご飯の支度をした。



そして、今は晩ご飯の時間。


いつもと何も変わらず榛名くんがテーブルを挟んで正面に座っている。


ただ、会話は何もなく、お互い目線も合わせず気まずい空気が流れている。



目の前に並んでいるせっかく作った料理もなぜか味がしないように感じて、美味しくない。



ただ、箸を止めることもできずに、味もわからないまま口に運んでいるだけ。


最近のわたしたちはいつもこんな感じで。


前は一緒にいて落ち着くような、いてくれないとさびしく感じていたのに。



なぜか今は、2人っきりでいる空間がとても重苦しく感じてしまう……。



あまりの静かさに耐えきれず、思わず近くに置いてあったテレビのリモコンを手に取り、電源ボタンを押した。


時刻は6時半を少し過ぎた頃。


まだ、どこのチャンネルもニュースがやっている時間帯。