幼なじみの榛名くんは甘えたがり。




……最悪な会話を耳にしてしまった。


聞くのが嫌で、とっさに自分の手で耳を塞ぐ動作を取ってしまった。


わたしたちの住む近所では毎年、7月の最後の日に夏祭りがある。


大きな花火があがることで地元では結構有名。

ほとんどの人が毎年参加している。


わたしは毎年杏奈と2人で行っている。
去年も2人で浴衣を着て行ったのを覚えている。



榛名くんはそこに涼川さんと行くんだ……。


自分が想像している以上に今の会話の打撃が大きすぎて、苦しさが胸の中を支配した。


女子たちの会話の先を聞きたくなくて、意識を他に向けようとしたら、杏奈が口を開いた。