けどなぁ……直接顔を合わすのはなぁ……。
あの日の電話の人誰ですか?なんて聞かれたらなんて答えたらいいのか……。
うーん、どうしよう。
たぶん、面倒な仕事を引き受けるのは楓くんくらいしかいない。
つまり、わたしが手伝わないと、楓くんの負担が大きくなってしまう。
他の子は引き受けないだろうし。
楓くんにはいつも助けてもらってるしなぁ……。
こうなったら、わたしには手伝うという選択肢しか残っていない。
「わ、わかりましたよ。場所は図書室ですか?」
「おぉ、さすがだな。お前いい先輩だよ」
「あはは、どうもありがとうございまーす」
こうして、荷物を持って図書室に向かうことになった。

