誰がサル呼ばわりしてくる人を選ぶもんか!
「へー、けっこー言うね」
「そ、そんな格好してたら風邪引くでしょ…!だから早くお風呂にいって!」
目の前にいる榛名くんを無理やり押し返して、リビングを勢いよく出て、自分の部屋に駆け込んだ。
━━バタンッ!!
部屋の扉を思いっきり閉めた。
「はぁぁぁ……もうなんなの!!」
榛名くんは、たまに……いや、いつも
わけのわからないことを平気で言ってきたりするから、とても大変。
そのまま力なくドサッとベッドに倒れた。
あんなにあわてていた自分がバカみたい。
あわてるわたしとは対照的に、榛名くんはとても落ち着いていた。
くぅぅ……男の子の裸見たくらいであんな反応してしまうなんて、今さらになって恥ずかしくなってきた。
こうして、今日の夜のドタバタは終わり……。

