ー奏斗sideー
「おいおい!今から桃音ちゃんの試合始まるらしいぜー!」
水を飲みに行くとか言ってどっかいった蒼が戻ってきた。
「なんで知ってんだよ。」
「さっき聞いた〜見に行かなねーの?」
「俺に見られたくねーかもだろ」
「桃音ちゃんは、奏斗と俺の試合見に来てくれてたんだぜ?」
は?そうなのか?
「なんで知ってんだよ俺気づかなかったんだけど」
「さっき水飲み場であった。かっこよかったって言ってだぞ〜!」
つい先日、桃音につい告白してしまったことを話した瞬間これ。
茶化してんのか?
「見に行くか」
桃音の試合は気になるし。
こいつも正直のところは速水に会いたいだけだと思うしな。
「よっし!行くぞ!」
バスケか。あいつ大丈夫か?
まぁ、運動は得意とか言ってたし大丈夫だろう。
俺は蒼と体育館に向かった。
ー奏斗sideー 終
